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厚岸の海で獲った超新鮮ホッカイシマエビを喰らう! 漁体験で感じた大自然を相手にする漁師の苦労…

2017.8.19

こんにちは! 釧路トヨタ自動車の中標津店で営業をやっている、横田晃大と坂本龍之介です。

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あ、右が坂本で左が横田です。

さて、今回は道東の海がテーマ!道東と言えば皆さんは何を思い浮かべますか?

釧路のサンマ?羅臼のタラ?根室の花咲カニ?いやいや…!
どれも有名だけど・・・今回は厚岸のエビです!!!

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意外に思う人がいるかもしれないけど、厚岸のエビは、実は密かに有名なんです!
ホッカイシマエビっていうとわかりやすいかもしれません。

でも、牡蠣と比べてまだまだ世間の知名度が高くないという話を聞きました。

そこで、釣りが大好きな二人が、地元の漁師さんに協力していただいて、エビ漁を体験してきましたああぁ~!!
エビ漁初めてだけど大丈夫か〜!?

いざ厚岸の海へ!

中標津から車を走らせ約1時間、厚岸に到着しました~!

海では今回お世話になる漁師のご夫婦が笑顔で迎えてくれました。

今回、取材にご協力いただいた漁師さんがこちら!

笑顔でエビの重さを量るこの人が、今回エビ漁体験をさせてくれた桂川正博さんです。
奥様とお二人で、本当に丁寧にエビ漁のいろはを教えて下さいました!

どちらも笑顔がとっても素敵なご夫婦でした^^*

漁へ出発…の前に準備

まずは漁師さんにご挨拶!今日はお世話になりまーす!

その後、お二人に漁のためのウェアを貸していただき、いざ生着替え!

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これをこう着て…

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水が入らないように織り込んで…よしよし…

若干苦戦しながらもなんとか着替え完了!!

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車の前でキリッ!
どーです?サマになってますか??(笑)

いよいよ乗船!待ってろよエビ!

さて、着替えも終わったところでいよいよ乗船です!!
まずは漁師さんから注意事項と仕掛けの籠について、丁寧に説明がありました。

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乗船中は大前提として『海に落ちないようにムリしないでね〜』と言われました。(笑)

だっ大丈夫ですよ!(多分…)


続いて仕掛ける籠はこんな感じです!!

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この籠、何の変哲もないように見えるかもしれませんが、実は魚をおびき寄せ&逃さない工夫がなされているんです!

ポイント1:他の魚介類ができるだけ入らないようにしている

この罠、実はこのまま海に投げ入れても、海底から少し浮くようになってるんです。海の中を漂う感じですかね。

海底にびったりつけてしまうと、エビだけでなくカニやツブといった魚介類も一緒に入ってきてしまうので、すこーし浮かせているとのこと!すごい!

ポイント2:エサを入れる部分が罠の中央にある!

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餌が入っている部分を罠の奥隅にしないことで、両側からエビが入ってこられるようになってます!

ポイント3:籠は折り畳み式!

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こんな感じで、船のスペースを効率よく使うために折りたためるようになってます!
まさに収納名人ですね!!

いざ出航!!!!!

丁寧な説明を聞き、メモをしているうちにいざ出航の時が!期待と不安が半々な2人…

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今回はこの日2回目の漁だったこともあり、桂川さんからは「あんまり取れないかもしれないよ〜」とのことでしたが、果たして…

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(はー、あんま獲れなかったら店長にどやされるかな〜、でもこればっかりは仕方ないよな〜…とりあえず笑っとくか〜…)


船を進めていくと大きくて立派な建物が…
漁師さんに伺うと「北大厚岸臨海実験場」とのことで、厚岸沿岸生態系を対象とした生物の研究を行っているところみたいです。

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以前は水族館として使われていたこともあったとか。厚岸トリビアだ…

他にも乗船しないと見れない、様々なものを丁寧に紹介してくださる桂川さん。
こちらはキングコングの形をした岬(愛冠岬の先っぽです)

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そして大黒島、小島なども見せてもらいつつ

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漁場に到着しました~~!



って、岸から近っ!

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近いからと言って密漁はダメですよ~(笑)

そしていよいよ引上げの時!

そしていよいよ漁の時!まずは坂本が挑戦します。

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トヨタで鍛えた俺の腕っぷし、見せてやるぜ!

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ふっ…!

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ぐっ…

……

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…あ、あの…桂川さん?
全然上がんないんですけど!

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桂川さん「うん、重いよね〜(ぐいっ)」

…えっえっ!

すご!桂川さんすご!

重いって思ってないでしょ!?

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桂川さん「いやいや、コツがあるんだわ〜」

ゴニョゴニョ…そうなんですか!なるほど!

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漢・坂本!やります!やるしかない!

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あか〜ん、重い…
でも頑張る!

ぐおー!!

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あっ上がった!

さて、苦労して引き上げた成果は!?!?


※音が出ます。

あ、あれ・・・!?
まさかあんまり獲れていない!?あんなに重かったのに!?

やっぱダメなのか…(店長に怒られるのか、俺!?)

ちょっと残念ですけど、籠を仕掛けなおして

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いざ、次の漁場へ!!!

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移動中、隣を見ると、ピチピチ跳ねてる獲れたてのエビが…

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う…うまそうだ…(ゴクリ…)

坂本「なあ横田、獲れたてってきっと美味しいんだろうな…」

横田「食べたことないけど、多分そうだろうな〜なんで?」

坂本「…ちょ、お願いしてみて?」

横田「…?何を?」

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坂本「…獲れたて食べさせてくださいって…」

横田「…はあ!?自分でお願いしろよ!」

桂川さん「え、どうしたの?エビ食べたいの?いいよ

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坂本・横田「え!!マジすか!」

桂川さん、天使だ…ありがとうございます!
船の上で食べるエビ…もう一生食べられないかもしれません!

むき方を教わって…

早速いただきま〜す!

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うま!めちゃめちゃ美味しい!!

身のプリプリ感が全然違いました!

調味料なんて不要!新鮮な味だけで十分でした!!

エビを御馳走して頂いて気合いが入ったところで次の漁場へ到着!
選手交代!!次は横田が頑張ります。

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準備が整ったところで、早速引上げ開始!

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桂川さん「おおっと、ちょっと待って!」

と、ここで注意点が一つ!

腕に注目!

本人は力が入れやすいように腕にロープを巻いていますが、実はコレがNG!
万が一海に引きずり込まれる可能性があるからです!

すぐ漁師さんに指摘していただいて危険を回避しました!

正しい方法で一生懸命引っ張る横田!次は大漁だと信じて必死です!

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よし!こい!

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うわ〜!重っ!

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桂川さん「その調子!もうちょっと」

横田「マジすか!頑張ります!」

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きた!!

成果は・・・

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大漁でした~~~!!

嬉しくてテンション上がります!

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横田「みたか!これが実力だ!」

坂本「(漁場が良かっただけだろ…)」



しかし次も…

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これまた大漁でした~~~!!

 

たくさん獲れてご満悦で帰港(笑)

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横田「ちょ!俺!大漁だったの俺!」


結果、桂川さんも驚くほどの大漁の水揚げ量で終了することができました!

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いざ帰港!

ご満悦の様子で帰港の途に就く二人。

しかし、ここで一つ疑問が…

「船ってどうやって戻しているの?」

というのも、船が着岸していた場所は斜めになっていて、出港時は船を手で押して岸から離していました。

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まさか船が坂道を登るわけじゃあるまいし…

 

…と思っていたら、桂川さん、着岸間近になると足がつくくらいの場所で船から降り、岸に停めてあった軽トラに乗り換えました。

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ま、まさか…

そうなんです、軽トラを使って上げているんです!

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ちょっと意外でしょ!?

軽トラがちょっと欲しくなったことは内緒です。

まさかの茹で&パック詰め体験!

体験も終わりかな~と思った矢先、

桂川さんからうれしいお声掛けが!

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「茹でてパックにするところまでやってみようか」

やった〜!ほんとですか!

ということで、桂川さんのご好意で、茹でからパック詰めまでの一連の作業も体験させていただくことになりました~!

まずは準備ですが、大きな茹で窯が出てきてびっくり!

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これで大漁のエビを茹でるそうです。

水を入れ待つこと40分弱…

この間エビは海に入れていました。
なぜかというと、40分も何もない所で放置していると、すぐに死んでしまい鮮度が落ちるとのこと!海の幸は新鮮さが大事!納得ですね~!

さっそく茹で…の前に、海から引き揚げたエビをざるに入れ変えるのと同時に、桂川さんからまたまたサービスが!

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なんと、オリジナルの沖漬を作っていただいたんです!

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これまた絶品!さすが、漁師さんだからこそ知っているおいしい一品ですね♪

そして、ついにエビを茹でますよ~!!
豪快にザバーッっと入れていきます!

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待つこと数分…

漁師さん極秘のゆで時間が終わり
蓋を開けてみると、エビがキレイな赤色に変わっていました~(*’ω’*)

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この後、冷やす作業をするのですが…その内容は企業秘密!
美味しいエビは冷やし時間にもコツがあるんですね〜。

 

う…うまそうだ…(ゴクリ…)

坂本「なあ横田、獲れたてってきっと美味しいんだろうな…」

横田「多分そうだろうな〜なんで?」

坂本「…ちょ、お願いしてみて?」

横田「(このくだり…まさか…)」

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坂本「…獲れたて食べさせてくださいって…」

横田「…はあ!?また!だから自分でお願いしろよ!」

桂川さん「え、どうしたの?エビ食べたいの?いいよ

坂本・横田「ま、マジすか!(デジャヴ!)」

ということで、またまた美味しいエビを食べさせていただきました!

殻をキレイに剥き、余すことなく食べられるやり方を教えて頂きましたが、
これが意外に難しい!一苦労です!(笑)

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横田「むずかし〜!坂本、できた?」

坂本「ん?俺意外と余裕www」

横田「マジか!」

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なんとか剥き終わり、パクッ!

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これまたうまぁ~い!!

やはり、何食べるにしても出来たてが一番美味しいですね!

そして、次はパック詰めを体験させていただくことに!
一つ一つパックに詰めていくのですが、これまた難しい!

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エビの殻が滑るので、きれいに並べようとしても滑る滑る(笑)
これも丁寧に教えて頂きながらパック詰めしていきます!

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そして、なんとかパック詰め終了!

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自分たちで獲ったエビを、自分たちの手でパック詰めするのは達成感がありますね!

桂川さん「自分でパック詰めしたのは持って帰っていいからね〜」

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まじすか!!ありがとうございます!

今日は桂川さんのご好意に甘えっぱなしの一日でした。

取材を終えて…

今回のエビ漁体験を通じて、感じた事が大きく二つありました!

一つ目は、大自然を相手に仕事をすることの難しさと大変さです。
そして常日頃から自然を相手に仕事をしている漁師さんは、心の器がとても大きいのだなぁと。

漁初心者の僕たちにもとても優しく接してくれて、ことあるごとに獲れたてのエビを振舞ってくれた桂川さんご夫婦の愛に感動しました。

二つ目は、エビが店頭に並ぶまでには、表には出てこない漁師さんの頑張りと苦脳があること。これまで高く思えた値段も、決して高いものではないんだなぁと思いました。
今後エビを見て「高い!」とは思いません!

最後に、今回お世話になった漁師さんと写真を撮らせて頂きました。

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この貴重な体験を忘れないよう心に刻みます。
ありがとうございました!

さて、次は何しようかな〜??

 

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