こんにちは。
DO-Lifeライターの田中です。
今回は家族で営むはちみつ専門店『ナルセ養蜂場』を紹介します。
帯広駅から車で約15分。国道38号線沿い北側にあり、黄色の外観と緑の屋根が特徴的のお店です。



絵本に出てきそうなほど可愛い外観のお店です♪
お話をお伺いしたのは、3代目当主の成瀬一軌さんの奥様・成瀬潤姫さん。

はちみつのこと、ナルセ養蜂場の歴史など様々なことを語ってくれました。
はちみつを求めて鹿児島から十勝へ
昭和初期に創業したナルセ養蜂場。
初代当主の成瀬浩さんは、鹿児島からミツバチと共に北上してはつみつを採る生活を続けてきました。



昭和初期創業ということでとても長い歴史を感じます。 なぜ鹿児島から十勝に拠点を移そうと思ったのですか?

元々は鹿児島から蜜を集めながら、北海道に向かって北上する多拠点生活でしたが、夫の祖父である初代当主が蜜源植物の減少による採蜜量の低下や体力面に不安を覚え、養蜂家を引退。 十勝に住む方々の人柄や気候が気に入ったため、鹿児島にあるお家を引き払いここに定住することを決めました。

養蜂家を引退してもはちみつの魅力、美味しさを伝えたいという気持ちが強かったため、現在は北海道の養蜂家と連携して、国産の厳選したはちみつを販売しています。



北海道の養蜂家と連携してはちみつを販売しているとのことですが、北海道ははちみつがよく採れる地域なのですか?

北海道は自然豊かな地域なので、夏は全国の養蜂家が集まるぐらいはちみつがよく採れます。ミツバチが好む植物の数も多いため、はちみつの種類が豊富です。
植物によって変わるはちみつの味
はちみつはミツバチが蜜を採取した花や植物により種類が決まり、種類が違うとはちみつの香りや味わいに違いが見られます。
数種類のはちみつを販売しており試食することもできるため、はちみつの味比べをすることができます。


植物や花の名前だけでは味が上手くイメージできないため、試食できるのは凄く嬉しいです。ちなみに一番人気のはちみつはどれですか?

一番人気はアカシアのはちみつです。白い花から採れるはちみつはとても淡い色をしていて「はちみつの女王」とも呼ばれています。さっぱりとした味わいなので、ヨーグルトやトースト、紅茶やフルーツなど何でも合います。

気になるはちみつを味見させていただきましたが、私が一番気に入ったのはシナのはちみつ。甘さの中にほんのりと感じる花の香りがとても爽やかで、一瞬で虜になりました。


紅茶やハーブティーによく合うとのことでしたので、早速紅茶に入れてみました。 ほんのり甘くて、紅茶の良い香りとハーブのような花の香りが上手く合わさってとても上品な味わいでした。


はちみつを使った化粧品も販売されていますが、はちみつは美容にもいいのですか?

はちみつは保湿効果があるので、お肌や唇など乾燥した部分にはちみつパックとしても使用できます。また殺菌効果もあると言われているため、風邪予防のうがいにもオススメです。


化粧品の他にもキャンドルの材料にもなるミツロウが販売されています。


国産のはちみつの他にもお店のオリジナル商品も販売しているのですか?

シナのはちみつに5種類のナッツを漬け込んだ「ナッツとシナ蜂蜜 170g 1,450円」や国産ノーワックスレモンを皮までまるごと使用した「蜂みつれもん 280g 1,600円」、はちみつと果物を合わせた「ジャムのような蜂蜜(オレンジ/ハスカップ)170g 1,180円」などのオリジナル商品があります。



ハスカップ好きとしては見逃せなかった「ジャムのような蜂蜜(ハスカップ)」を 購入してみました!ヨーグルトに合うとのことでしたので、早速いただきました。


はちみつの甘さとハスカップの程よい酸味がとても美味しいです。ジャムのような食感で酸味よりも甘みが強いのでお子様にもオススメです。
ずっと受け継いでいきたいはちみつへの思い

50年以上の歴史があるナルセ養蜂場ですが、これからのビジョンや目標を教えてください。

はちみつの事をもっとたくさんの人に知ってほしいという気持ちが一番大きいです。 時代や自然環境は移り変わっていきますが、はちみつの美味しさやミツバチの素晴らしさは変わらない。受け継がれてきたものを絶やさずにずっと続けていきたいなと思っています。
ナルセ養蜂場は、はちみつの種類がたくさんあり味比べも楽しいのでぜひ皆さまも足を運んでみてくださいね。
ナルセ養蜂場
住所:中川郡幕別町札内新北町40-1
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜・水曜
電話番号:0155-56-2302
HP:ナルセ養蜂場




































