こんにちは！鳥取マイカーセンターの小場です！
前回、羊に関する疑問を相談しに、茶路めん羊牧場に伺った私と本社の石久保。なんと羊の毛刈りまで体験させていただき、とっても満足な気持ちでいたのですが、お腹がペコペコに…
そこで牧場に隣接するレストラン「Farm Restaurant Cuore -クオーレ-」で、おいしい羊料理をいただくことにしました！
Cuoreへの道のりは？
私たちは牧場から直行ですが、直接レストランに行く方がほとんどだと思いますので、まずは釧路からの道のりをご紹介！
釧路から国道38号線を走り、白糠ICに向かう国道392号線をしばらく走っていると、右手にこのような看板が見えてきます。
この看板を左に曲がり、橋を渡ります。
まっすぐ走ると交差点にあたり、小さな看板が見えるので、そこを左に曲がると…
右手に大きな看板が！
さらに右に曲がり、奥に進むとレストランが見えてきます。こちらが「Farm Restaurant Cuore -クオーレ-」さんです♪
羊だらけのかわいい＆素敵な店内
それでは早速お店に入ってみましょう♪店内には羊を使った商品がたくさん並べられています。
こちらは羊のイラストが入ったお皿♪素敵ですね〜！
なんとこちらは羊脂クラッカー！フィナンシェやビスコッティなんかもあります！おいしそう〜♪お土産にも大人気だそうです！
そしてこちらは、わたしたちが一目ぼれした、羊の毛糸で作られた店長手作りのマスコット♪思わず購入しちゃいました♡
誠実でまっすぐなシェフ 漆崎さん
おっと！お店のことを調べなくては！ここでシェフの漆崎 雄哉（うるしざき ゆうや）さんにオープンまでの経緯などについて伺いました。
まずは漆崎さんについて伺ってもいいですか？
もちろんです。出身は白糠で、高校卒業後に2年間札幌の専門学校へ通った後、札幌市中央区にある「Osteria YOSHIE」さんで修行させていただきました。期間はそれほど長くはありませんでしたが、シェフと二人で厨房を回しながら、本当にたくさんのことを身に着けさせていただきました。
そちらでの経験が今の漆崎さんにつながっているんですね。
そうですね。実は茶路めん羊牧場の武藤オーナーに巡り合ったのも「Osteria YOSHIE」だったんです。
そうなんですか？
ええ。武藤さんが「Osteria YOSHIE」にお肉を卸していまして、たまたま生産者さんとしてお店にいらっしゃったんです。実は私が小学校の時に行った牧場見学先が茶路めん羊牧場でして、武藤さんのことは以前から知っていたので、同じ白糠出身ということでお声を掛けさせていただきました。
出身地つながりでお会いすることになったんですね。
ええ。その時は挨拶だけだったんですが、後日武藤さんからシェフ宛に、『実はFarｍレストランを開きたいという夢が長年あり、若い料理人を探している』という連絡があり、白糠出身だった私に声がかかったんです。
すごい！
本当にありがたいお話でした。実は私も、将来的には地元に戻って、地元の食材を使ったレストランを開きたいという夢があって…。
お互い相思相愛だったんですね。
そうですね笑。本当に偶然だったんですが、24歳でその夢を叶えることができました。ちなみに開業は2015年9月9日のひつじ年で、私もひつじ年です笑
これは縁があるとかいう話じゃないですね！運命ですね！
こうして念願のレストランを開くことになった漆崎さんですが、レストランとして用意された物件は築百年の古民家。元々農家さんが住んでいた、今にも崩れそうな家だったそうです。その古民家をリノベーションし、自分たちで壁塗りをするなど、少しずつ直していきながら、今のお店は生まれました。
その間、漆崎さんは羊の世話や飼育、出産立ち合いまで行っていたそう。それもこれも羊を知るための努力だったそうです。また毎日一頭丸々加工することを続けた結果、今では羊の肉を触るだけで肉質がわかり、さらにその日にどんな料理を作ったらいいか見極めることができるように！
とはいえ、24歳という若さでシェフになった漆崎さん。周りからいろいろ言われることもあったそうです。それでも腐らずに邁進し、実際に料理を食べていただくことで、少しずつ周りから認めてもらえるように。そして昨年、なんとミシュランガイドにも掲載されたそう！
でも漆崎さんは「ミシュランガイドに載ったことは本当にうれしいですが、なにより周りにわかってくれる人たちが居るということが一番うれしいんです」とおっしゃっていました。
客層は広く、子連れの家族や若いカップル、また80代や90代の方も多数来店されるそうです。ちなみに高齢の方でも、お肉をペロッと食べてしまうのだとか…！！
市街地から少し距離があるため、休日などにここでゆっくり時間を過ごされる方が多く、道外のお客様も少なくないそうです。なかには1ヶ月に3、4回来てくれる方も！
こうして来てくださるお客様への感謝を込めて、帰りはなるべくお見送りするように心がけているそうです。
白糠の生産者の思いを込めて…
続いてCuore（クオーレ）の名前の由来について教えてください。
Cuoreはイタリア語です。直訳すると《心臓》や《ハツ》という意味がありますが、ほかに《想い》や《心》という意味ももつ言葉です。
すてきですね^^
ありがとうございます。ここには白糠まで来て食事していただいたお客様の心に留まってくれたらという想いがあるんです。これはお店のコンセプトでもありますね。クオーレではできるだけ地元の食材を使っています。それは食を通して白糠という場所を知ってもらいたいという思いがあるからです。
そうなんですか。
ええ。例えば野菜は近隣農家の方々が生産されたものを提供していますが、時期によっては私が収穫に伺います。
え！漆崎さんが？
そうです。「仕入れるというより、目利きをして収穫する」という感じですね。私自身とても楽しいですし、なにより生産者さんの想いが直接伝わってくるんです。
確かに…
白糠にはたくさんの生産者様がいらっしゃいます。それは羊に限らず魚介やチーズなど…白糠産の美味しいものを挙げればキリがありません。ですので、おこがましいかもしれませんが「クオーレ」という名前には、生産者の皆さんの想いという意味合いもあるんです。
漆崎さんのお話を聞いていると、白糠のことが本当に好きなんだということがとても伝わってきました。こんなすてきな場所でお料理をいただけるのが本当に楽しみです♪
想いが詰まった料理を堪能♪
それでは待ちに待った料理の登場です！お話を聞いていて、もうお腹がペコペコです…！今回はたくさんあるお料理の中から、おすすめ5品をいただいてきました！
※取材は2018年6月に実施のため、一部メニューの変更がある可能性がございます。
1.酪恵舎のモッツァレラチーズとフルーツトマトとイチゴのサラダ
チーズの塩加減と甘いイチゴがほどよくマッチします♪
2.仔羊を巻いた富良野のアスパラのフライ ～大葉のソース～
アスパラ一本を薄切りのお肉で巻いたもので、アスパラもお肉もやわらかく、大葉のソースととても合いました。イタリア産の塩も添えてあり、また違った味わいも楽しめます。
3.羊と白糠ゴボウのボロネーゼのパッパルデッレ
羊のお肉と近所の農家さんから仕入れた白糠の特産品ゴボウを使ったボロネーゼを、シェフ自家製のパスタと合わせたものです。白糠酪恵舎のチーズもふりかけてあります♪大きな幅広いパスタはとても食べごたえがありますよ！
4.仔羊のカツレツ
仔羊のカツレツは生まれて初めて頂きました！ハリッサという唐辛子のペーストとマスタードが添えてあります。辛い物好きな私には絶妙でした(*^^*)
5.仔羊のアロスト 季節の野菜添え
仔羊の大きなお肉がローストされており、旬の野菜が添えられています。ローストされたお肉はとてもやわらかく、臭みもありません。石久保さんも思わず「おいし〜♪」と笑顔に♡
私も羊料理を堪能♪おいしかった〜♡
みなさん、羊の食べ方がこんなにあることをご存知でしたか？？よく知られている羊料理といえばジンギスカンだと思いますが、Cuoreさんに行くと違った羊のお肉をいただくことができます♪ジンギスカンが苦手な方もきっと気に入っていただけるはずですよ★
毎年研究を重ねて、さまざまな料理にチャレンジしているそうです！
実は羊は輸入物が99.6％で国内産は0.4％しかありません！なので羊の食べ方をどんどん広めていき皆さんに知っていただけたらと思っているそうです。
最後に〜 シェフからDo-Lifeを見ている方へ 〜
「まだクオーレのことを知らない方もたくさんいらっしゃると思いますが、まずドライブがてら遊びに来てください♪一度来ていただけると気に入っていただけると思います！羊が苦手な方ほど食べていただきたいです！
女性の方に人気のお店なので、モテたい男子は必見ですよっ(^^)狙っている女の子がいる方はぜひ遊びに来てください♪笑」
素敵な雰囲気のお店にいる、明るくて誠実なイケメンシェフ漆崎さん。料理の腕はもちろん、接客も超一流ですよ♪白糠にいらした際はぜひお立ち寄りください！
※席数に限りがあるため、ご予約の上のご来店がおすすめです！
【Farm Restaurant Cuore -クオーレ-】
住所：白糠郡白糠町茶路川西
TEL：01547-2-5030
営業時間：火・水・木・日 11：30～18：00（ラストオーダー17：00）
金・土 11：30～15：00（ラストオーダー14：00）、18：00～21：00（ラストオーダー20：00）
※祝日や季節により変更することがあります。
WEB：http://charomen-cuore.com/
