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十勝の綺麗な風景と日常をお届けするSNSメディア。『とかちのゆめ』

2021.4.10

こんにちは。DO-Life特派員マウラです。

 

マウラ

本日は有志の方たちが運営されている「十勝の様々な情報」を発信するフェイスブックページのご案内です。

一度来ていただいた方にも、たくさんの魅力を知ってもらって、2度3度行きたいと思ってもらいたいんです。

実は2,800名ものフォロワーがいる人気のフェイスブックページ。それが『とかちのゆめ』。運営メンバーのお一人、田中さんにお話を伺います。

 

マウラ

十勝の情報発信SNS『とかちのゆめ』はどのように始まったのですか?

田中さん

『とかちのゆめ』の前身は十勝のトータルブランディングとして東京のクリエイターが首都圏を中心に、十勝の魅力を発信することを目的としたイベントを開催したり電車の中刷り広告を出したりしていたのですが、その運営会社の人と私が知り合いでした。私が写真愛好家だったのでフェイスブックページでの発信をできないか、と声がかかったのが始まりです。
事業としては終わってしまいましたがフェイスブックでの発信だけは有志がボランティアで継続しています。

マウラ

他のメンバーはどんな人たちですか?

田中さん

みんな会社員ですが写真愛好家の知り合いですね。私も含めて日頃から十勝の風景写真を撮って個人のSNSで発信しているのでその延長線上で『とかちのゆめ』にも投稿している、と言った感じです。

『とかちのゆめ』では十勝の美しい風景がたくさんアップされています。前身の頃から数えると7年もこのページを継続されているそう。




 

マウラ

延長線上で、とは言え、ほぼ毎日の発信をボランティアで7年も続けていくのは大変だと思うのですが、継続できている大きな理由ってなんですか?

田中さん

一番はフェイスブックのフォロワーさんが十勝に実際に来てくれている、ということですね。「投稿を見て行ってみました」とか来た時にお声掛けいただいたり案内したり。そういう反応や交流があるのでやめられないです。

『とかちのゆめ』では風景写真のみならず十勝ならではの現象や慣わしみたいなことも発信されています。
↓極寒じゃないと発生しないため、地元の人でも早起きをしないと見られないダイヤモンドダストの動画や、、、

↓9月後半に満開の緑肥ひまわり畑。季節が置き去りになったような風景は地元民でもちょっとエモいな、って思います。

宇宙を覗き込むような神秘に包まれるアイスバブルなどなど。

おそらくまだまだ全国的にも知られていない、見たこともないような風景や現象が掲載されています。

その他にも映画やバラエティ、ニュースなど、どこから入ってくるんだろう、というくらいのメディア情報も。

 

マウラ

写真愛好家さんたちが風景写真を掲載するのはわかるんですけど、なぜそれ以外の情報も掲載するんですか?

田中さん

理由は三つあります。
一つ目は「十勝を知ってもらうこと(導入)」
二つ目は「十勝に目を向けてもらうこと(興味)」
三つ目は「いつかは十勝に来てもらうこと(行動)」。
一度来ていただいた方にも、たくさんの魅力を知ってもらって、2度3度行きたいと思ってもらいたいんです。

マウラ

誰よりもたくさん十勝の魅力を知る田中さんですが、そんな田中さんが十勝管外の方へおすすめするスポットってどんなところですか?

田中さん

十勝には各地に展望台があります。そこから眺める十勝平野は最高です。展望台に行かなくても十勝には小高くなっている地域があります。そんなところからですら平野が見渡せます。
札幌や小樽、函館なんかは歴史や文化、街並みに惹きつけられて観光客が訪れますが、十勝は何よりこの広くて雄大な平野が強みです。

マウラ

考えてみたら、上から簡単に平野が眺められる土地って北海道の中にもそう多くないですよね。
よく本州の人には「ザ☆北海道」な風景は十勝だったんだ!!って言われます。私たち住民にはそれが当たり前なんで「やっぱ平野綺麗だなー」という感覚はあってもそれが「特別」とは気づかないんですよね。

田中さん

十勝の魅力はまだまだ伝わりきっていないですし、地元の人が気づいていない部分も多いです。
だから地元の人たちにも興味を持ってもらえるような発信も心がけています。

↓最近は花手水で人気の帯広神社。

↓都道府県別のランキングに「十勝」を入れ込んじゃった地元新聞の記事なども。

 

マウラ

1位に北海道が居るのに十勝が4位と5位の間に居るの、なんかジワる笑。てか十勝すごい笑。

十勝観光の課題についてもお話してみました。

 

マウラ

東京からだったら飛行機に乗ってしまえば1.5時間くらいでとかち帯広空港には着くので関東の人が多く来ていただいてる感覚はありますが、どうしてもそれ以外から飛行機が飛んでこないので、なかなか十勝の魅力が海外のみならず日本国内にも伝わりにくいと感じています。その辺りは『とかちのゆめ』を通してどうお感じですか?

田中さん

実は十勝への人の流入は本州よりも道内の方が圧倒的に多いんですよね。私はまだまだ道内観光客の底上げができると思っているんです。もちろん、全国や海外へのプロモーションを怠って良いわけではないのですが、お金をかけて物理的に来帯しにくい人たちへ働きかけるよりはこんな時代でもありますから、十勝以外の北海道の人へ魅力を伝えていくことが大切だと思っています。

マウラ

やっぱりどんなに移動に時間がかかったとして、地続きであることの金銭的、精神的負担は軽いですよね。
同じ北海道とは言え、風景も風土も食も、どの地域もそれぞれに違いと魅力があるから、道内への発信は本当に大切ですね。
『とかちのゆめ』の今後の展望や役割なんかを教えてもらっていいですか。

田中さん

引き続き変わらず十勝の魅力は発信し続けますが、近年十勝でも台風被害があったり全国的にも地震が多発したり、と自然災害が多くなってきています。全国ニュースでは届かない生活に根ざした情報も発信していきます。

 

最後にお決まりの例の質問を。

 

マウラ

車は何に乗られていますか?

田中さん

トヨタのアクアに乗っています。なんせ燃費がよくて。単純に勤務先と家の移動だけであれば片道6kmなんですけど、30リットル満タンで一ヶ月半くらい持ちますね。親戚にトヨタ関連会社で勤務している人がいるのでずっとトヨタ車です。

マウラ

田中さん。本日はありがとうございました。

直接その場に出向いて撮影している田中さんだからこそ伝えられる十勝の空気感や魅力、そして十勝の日常。ボランティアでやっていることだけど、十勝に与えている功績は計り知れないです。頭が上がらないですね。

この機会に『とかちのゆめ』のフォロワーさんが増えて十勝を好きになる人が増えたら嬉しいなと思った取材でした。ぜひフォローお願いします!!


とかちのゆめ
フェイスブックページ とかちのゆめ

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