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温泉ソムリエ大原が行く道東温泉巡りの旅 〜 コタン温泉 〜

2018.8.25

こんにちは! 温泉ソムリエの大原です!!
温泉ソムリエの資格を持つ私が、道東のさまざまな温泉を堪能し、主観でレビューさせていただくこの企画。

今回は「コタン温泉」にやってまいりました!

ちなみに「コタン」とは、北海道川上郡弟子屈町の「古丹」を指す言葉で、元々はアイヌ語で「アイヌの人が住んでいた場所」の意味なんだそうです。

無料で浸かれる大自然の湯

まず「コタン温泉」とはどういった特徴の温泉なのか……気になりますよね?
なんとこの温泉……仕切りがないんです! “男女の仕切り”っていうか、全ての仕切りがないんです!!

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写真を見てもらえれば一目瞭然でしょうけれど、屋根すらないんです!
なんという開放感でしょうか!? これぞまさに《完全な露天風呂》ですよね……。

そして、何より素晴らしいのが、この温泉は、屈斜路湖に隣接しているのです!!
ということはもちろん、屈斜路湖をバックに温泉につかることができるんですね。

そして、冬の時期には、温泉の熱で暖をとろうと、白鳥たちが集まりに来るらしいのです。いやあ、なかなかに個性豊かな温泉ですね!

料金はなんと無料!

ほぼ混浴なので、水着の着用もOKとのことです。禁止事項の注意書きには「湯船での喫煙」「湯船での飲食」等が書かれていました。

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こちらを管理されているのは、コタン温泉の目と鼻の先にある民芸品店の小川さんという方です。

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本日はよろしくお願いします!

このコタン温泉は、町に泊まってくれた人に感謝をするという意味で 弟子屈町が無料で開放しているものであり、それを小川さんが委託を受けて管理しているということでした。

ただ、近年は、入る前に体を流さない方も多く、小川さんは「マナーを守ってほしい」とおっしゃっていました。

では、実際に入ってみましょう! こういう湖を一望しながら温泉に入れるところは珍しいですね。夏場の時季は、新緑が生い茂って、それはそれでとてもきれいだそうです。

ここで恒例のドローン撮影!(※特別な許可を得て撮影しております)

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こうして見ると、女子風呂と男子風呂の大きさは同じくらいですね。湖からとても近いので、湯船に入ると、まるで湖につかっているような気分になります。

《野湯(自然の中に存在する温泉)》というだけでも開放感がありますが、屈斜路湖がその感覚をずっと大きくしていますね!

いざ、コタン温泉へ入湯!

お湯に近づいてみると、金属のような、苦みのある匂いがします。

温泉の成分表を見てみると「ラドン温泉」だということでした。これには驚きましたね、北海道ではわりと珍しいのではないでしょうか?

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お湯はほぼ無色で、温度は、41度程度。日本人にはちょうどよい温度でしょう。

一般的に、ラドン温泉は、“微弱で健康に害がない程度の放射線を放っており、「ホルミシス効果(人体への有害物質を微量に使用することで有益となる)」が期待できるもの”となっています。

また、呼吸によって放射線を肺に取り込むことで、人体が“異物が入った”と感知し、攻撃免疫力が高まるともいわれております。

そのため、ラドン温泉のような「放射能泉」は、長時間入っていると「湯あたり」を起こしやすいのが特徴です。

開けてるだけあって風も凄いです! ちなみに取材当日の気温は3度……。

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プラスとはいえ、裸で塀がないと、こうもダイレクトに風がくるんですね……。筆者の体感温度はマイナス6度でした! 実際にお湯につかってみると、湖と温泉の一体感が凄いです!!

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ただ、開放感がありすぎるので、水着を持ってくると、なおGOODですね。無事に入浴を終え、小川さんのところでお話をうかがいました。

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大原

この温泉はいつ頃からあったのですか? また、どうして無料で管理をされているのですか?

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小川さん

もう30年以上前からやっているよ。周りにある宿や資料館のお客様に少しでもの恩返しをと思って始めたんだ

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大原

温泉の掃除はどうやっているんですか?

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小川さん

お湯を抜いてからやっているよ。泉質からか、藻がよく発生するからこまめに掃除をする必要があるんだ

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大原

温泉内に英語の文がありましたね。

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小川さん

最近は外国人のお客さんも多いから、マナーを守ってもらうために書いているんだよ

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大原

まだコタン温泉に来たことがない方へメッセージなどあれば。

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小川さん

最近の人間は携帯やデジタルに頼りすぎ。そこの看板にも“ナビを消して寄り道、回り道”と書いてあるけれど、ナビを使わない旅行をオススメするよ。昔の人々は天気を目や感覚で見極め、予報外れの雨でも察知することができたもの。ナビも本来は最終手段で、時には迷うことも旅の一つだと思う。やっぱり、地元の人との会話こそが《旅の醍醐味》だからね

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大原

なるほど、いろいろ貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

取材からの帰りには、小川さんオススメの「民俗資料館」に行かせていただきました。立ち会ってくださった弟子屈観光協会の皆様、コタン温泉の管理をしてくださっている小川さん、ありがとうございました!!

皆さんも、大自然と一体化できるコタン温泉で、デジタルに頼りすぎない、原始的な旅を楽しんでみてはいかがですか?

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【コタン温泉】
住所:北海道川上郡弟子屈町屈斜路コタン
電話:0154-82-2191

湯温が42~43度になれば3時~4時頃に開放
★毎週火曜日、金曜日は定期清掃(8時~16時)
※定休日および営業時間は変更になることがあります。
http://www.masyuko.or.jp/pc/onsen/cotan.html

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