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音更町 心まで温まる珈琲店@カシオペイアコーヒー

2023.10.14

こんにちは! DO-Life記者のmakaです。
突然ですが、皆さんが日常に幸せを感じる瞬間はどんなときですか?

私は晴れた日の朝にカーテンを開けるときや、1日の終わりに温かいお風呂に入るとき。大好きなカヌレを独り占めするときや、美味しいコーヒーをゆっくりと飲むときです。

今回はそんなmakaが大好きな、音更町にある珈琲店『カシオペイアコーヒー店』に取材に行ってきました。

お話を聞けば聞くほどとても素敵なお店でしたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♩

手回しの焙煎機、珈琲との出会い



音更町の郊外にある珈琲店『カシオペイアコーヒー店』。
カメさんの木の看板が目印です♩





小上がりもある落ち着いた店内には、コーヒーの良い香りが漂います。
今回は、店主の 西 良太郎(にし りょうたろう)さんにお話を伺いました。

maka

本日はよろしくお願いします。休みの日は珈琲店巡りが趣味なほどコーヒーが好きなので、今回お話を聞かせていただけるのが楽しみです♩

西さん

こちらこそよろしくお願いします。色々な思い入れのあるお店ですので、このような機会を頂けて嬉しいです。

maka

では早速ですが、西さんが珈琲店をはじめたきっかけを教えてください。

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西さん

実はコーヒーの魅力に気がついたのはここ10年ほどと、そんなに長くはありません。それまでは好きな喫茶店のコーヒーを嗜むくらいでしたが、10年ほど前に手回しの焙煎機で自分で焙煎をはじめたことがきっかけで、どんどんコーヒーの魅力に引き込まれていきました。

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西さん

当時はコーヒーのこともあまり詳しくはなかったのですが、自分で焙煎をはじめると産地や豆、煎る時間や火加減でこんなにも違うのかと驚きの連続で。どうしたら納得のいく焙煎ができるのかに夢中になっていた頃に、縁ありイベント出店の機会をいただき、『カシオペイアコーヒー店』をはじめました。

当時のことを懐かしそうに話す西さん。
会社員だった西さんは手回しの焙煎機でコーヒーの焙煎をはじめ、縁ありお声をかけていただいた小さなイベントから『カシオペイアコーヒー店』としての出店をスタートされたそう。

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西さん

イベントの出店を重ねていくなかで、少しずつ自分のコーヒーを飲んでいただく機会が増え、とても嬉しかったのを覚えています。

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西さん

ただ、焙煎については教室にも通いましたがほとんどが独学でやっていましたので、これでいいのかと悩むこともありました。そんななかで、コーヒー好きのお客さまから美味しいと喜んでいただくことが自分の励みになり、いつか店を構えることが自分の夢になっていきました。

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maka

そうだったんですね。今のカシオペイアコーヒー店の美味しさの裏側にはそんなエピソードがあったんですね!



想いを胸に、コロナ禍でオープン

イベントを重ねたくさんのお客さまに飲んでいただくなかで、菓子店やレストラン、カフェなどから “店のブレンドコーヒーを作って欲しい”  “カシオペイアコーヒー店の豆を店に置かせて欲しい” などの声がかかるようになっていったそうです。

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西さん

有難いことに、少しずつ珈琲豆を扱ってくださるところが増えていきました。自分が美味しいと思うコーヒーを、同じように美味しいと思ってくれていることが嬉しかったです。

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西さん

それに比例し、店を構えたいという想いも日に日に強くなっていきました。会社員を辞めコーヒーと真剣に向き合いたいと考えましたが、当時はコロナ禍の真っ只中で… 店を構えるには時期を待った方がいいとのまわりの声もありました。

カシオペイアコーヒー店が音更町に店舗をオープンしたのは2021年3月。
緊急事態宣言や飲食店の夜間営業自粛要請などが続いていた頃でした。

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西さん

ただ、不思議と僕自身はあまり気にならなかったんですよね。
それよりも、今やらなければ後悔する。珈琲店を開きより多くのひとに届けたい。という気持ちが強くありました。

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maka

コロナ禍の当時を思い返すと、なかなか出来ない決断だと思います。そのくらい、お店への想いが強かったんですね。

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西さん

当時はいろいろと自粛ばかりで窮屈な時期でした。豆を販売することで、そんななかでもご自宅で美味しいコーヒーを飲み少しでもたのしんでいただきたいという想いもあり、コロナ禍でのオープンを決めました。

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maka

たしかに、行動の自粛ばかりだった当時、音更に珈琲店ができたと話題になっていたのを私も覚えています♩西さんのお客さまへの想いから生まれたのがカシオペイアコーヒー店だったんですね。

コロナ禍でのオープンでしたが、開店当初から珈琲豆を買いにきてくださる方は増え続け、現在ではホテルからお部屋に置くコーヒーの依頼だったり、レストランからブレンドコーヒーの焙煎の依頼をいただいたりと、どんどん幅が広がっているカシオペイアコーヒー店。

珈琲店を営まれる前は会社員だった西さん。一生懸命に仕事をこなす毎日で、コーヒーを飲むことが唯一の癒される時間になっていたそうです。同じ気持ちの人に自分の焙煎した豆で癒しの時間を届けたい。それが西さんの変わらぬ想いだと言います。
またコーヒーと向き合い続けることは、自身がコーヒーに救われたことへの恩返しにもなっているそうですよ。



店内には珈琲豆がたくさん並んでいます。
せっかく来ていただくお客さまのために、定休日以外は絶対におやすみにしないことや、売り切れにしないことを大切にしているそうです。

西さんの、コーヒーとお客さまを大切に思う気持ちが伝わってきます。

コーヒーだけじゃない珈琲店

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maka

オープンから2年半ほど経ちますが、当初から変わらないことと、逆に変わったことはありますか?

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西さん

当店にはカフェスペースもありますが、珈琲豆を買い求めてくださるお客さまのほうが多いのは、開店当初から変わりません。豆の販売がメインなので、これはとても嬉しいことですね。ただ、カフェスペースものんびり過ごせるよう落ち着いた雰囲気にしていますので、ゆっくりしていただくことも大歓迎です。

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西さん

開店当初はなかったのですが、現在は月に数回他店とのコラボ営業もしています。カレーのsaamさんや、パティシエのコンナアジさん、キッチンカーのイベントなども開催がありますので、より楽しんでいただけているのではと思います。

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maka

コラボすることでカレーやスイーツまで楽しめる珈琲店、素敵ですね。珈琲のワークショップも開催されていると聞きました!

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西さん

そうですね。数ヶ月に一回、ワークショップも開催しています。コーヒーが好きな方が集まって、美味しい淹れ方を皆さんで共有したり飲み比べたりして、毎回発見がありとても楽しいですよ。






色々な一面があるカシオペイアコーヒー店。縁が重なり自然とコラボ営業やイベントの開催につながっていくそうですよ。

カシオペイアコーヒー店のめざす 美味しさ

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maka

たくさんお話を聞かせていただきありがとうございます。コーヒーやお客さまに対する優しい想いが伝わり、温かな気持ちになりました。
では、西さんのコーヒーに対するこだわりを教えてください。

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西さん

そうですね。こだわりと言いますか、実は僕自身がアレルギー体質だったこともあり食べ物や飲み物にとても気を遣っていた時期がありました。その経験から、より多くのひとに安心して飲んでいただけるよう有機栽培の豆にこだわりご提供しています。

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西さん

それと、コーヒーにも流行りがあり新しい豆なども出てきます。新しいものの良さももちろんありますが、“ずっと変わらない味”であることを僕は一番大切にしています。

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西さん

やっぱりここのコーヒーは美味しいな。と思っていただけるような、片手につまんでずっと飲んでいられる、側にあってずっと変わらない。そんなコーヒーを届けられる店でありたいと思っています。

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maka

素敵ですね。私もここにきてコーヒーを頂くたびに幸せになる一人です。では最後に、おすすめのコーヒーを教えていただけますか?

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西さん

今年はアフリカの “ブルンジ ” という豆がおすすめです。個性的ですが香ばしくて甘いので、皆さんに美味しくたのしんでいただける一杯だと思います。

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maka

そうなんですね。では、本日そちらを購入してもいいですか?最近コーヒーミルを買ったので自宅で毎朝飲むのが楽しみです。本日は貴重なお話をどうもありがとうございました♩



取材の間にも、珈琲豆を買いにくるお客さんやテイクアウトのお客さんも。店内は穏やかに時間がすぎる心地のよい空間でした。西さんのお人柄とコーヒーの美味しさで、この先もきっと多くの方にとって心地のよい場所であり続けるんだろうと感じました。

美味しいコーヒーで心まで温まる珈琲店『カシオペイアコーヒー店』に皆さんもぜひ行ってみてくださいね。








カシオペイアコーヒー店

住所 音更町新通北1丁目2番地1
Instagram @cassiopeiacoffee2013
営業時間 10:00〜18:00
定休日 火曜、第一水曜

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