みなさん、こんにちは。西帯広店の三ツ山です。
突然ですが、皆さんは釧路・十勝で地元密着型のビジネスや事業に奮闘している人がたくさんいらっしゃることをご存知ですか?
こうした人々は、思わず人として惚れ込んでしまうほど素敵な方ばかり。
そんな、釧路・十勝を盛り上げようとしている人たちのことを少しでも知ってほしいという思いで、道東でビジネスを展開されているさまざまな方にスポットをあてようと、「地域のみんなが笑顔になる方法」シリーズを始めることになりました。
第一回となる今回は、帯広十勝で北海道の魅力ある観光コンテンツを提供している「株式会社サムライプロデュース」代表の西脇あつし様に、社名に込めた思いや起業に至る経緯、今後の豊富などをを伺いました。
サムライプロデュースとは?
十勝を拠点に、「これぞ北海道」といえるさまざまな観光コンテンツをプロデュースをする会社です。
代表的なコンテンツとしては、夜の帯広川をEボートというボートで下り、満天の星空や周りの自然空間を楽しむ「十勝ナイトリバークルージング」や、世界一大きな馬といわれる「ばん馬」がいる牧場を見学できる「ばんえい牧場十勝ツアー」などがあります。
こうしたコンテンツの根底には、「観光客に“これぞ”といえる北海道の良さを堪能してほしい」という西脇氏の熱い思いがたくさん詰まっています。
サムライプロデュース起業までの道のり
ここからは西脇氏がサムライプロデュースを起業するに至った背景についてご紹介します。
高校まで帯広で生活していた西脇氏。その後上京し、東京で30年近く広告・宣伝プロデュースやプランニング、ディレクションなどの仕事に従事していたそうです。
しかし、30代半ばに東京の帯広市事務所でひとつの出会いを果たします。
これをきっかけにして、故郷の北海道に貢献したいと考えるようになりました。
十勝の観光コンテンツに対する物足りなさも原動力に
同時に、西脇氏は北海道の観光コンテンツに対する歯がゆさも感じていたとのこと。
当時十勝には観光コンテンツが少なく、観光コンテンツを増やせば、十勝の魅力をより伝えれるのにと感じていたそうです。
実際に観光客ががっかりする姿を目の当たりにしたこともあるそうで、「自分の手で故郷北海道の魅力を伝え、故郷北海道に貢献したい!」という思いを抱くようになったとのこと。
その思いを果たすために、経営していた東京の会社を休業し、2011年に十勝にUターン。
そして2016年に現在の株式会社サムライプロデュースを設立するに至ります。
その時に感じた北海道に対する思いを、地域に役立つ「サムライ」に名ぞらえて「サムライプロデュース」という企業名が生まれたそうです。
誰もが幸せになるコンテンツを目指して
常にいろいろなアイデアをカタチにして楽しもうとする西脇氏。
企画の際に心がけていることは、お客様だけでなく、パートナー事業者や地域の環境・住民の三者が利益を得られるコンテンツを考えるということ。
また旅行者が単に観て楽しむだけでなく、自然を体感したり農業体験をしたり、ときには旅行者自ら十勝の食材で料理をしたりと、体全体で北海道を楽しめる内容にすることも心がけているそうです。
そんな西脇氏にとって一番の喜びは、来道された方に喜んで帰っていただくこと。
その甲斐あって、十勝へのリピーターも着々と増えているそうです。
まさにお客様だけでなく、地元十勝や西脇氏自身も幸せになれるコンテンツが生まれている証拠といえるのではないでしょうか。
今後の目標は
今後は十勝以外の方々とも連携していきたいと語る西脇氏。
そのために各地域で情報共有を行い、北海道の魅力を全国へ、そして世界へ伝えたいと考えているそうです。
また十勝エリアではユニバーサル観光(バリアフリー観光)を推進したいとも考えているとのこと。
美しい自然や美味しい食べ物に恵まれた北海道。
ここで暮らしている人にとっては当たり前のことでも、観光客の方には素晴らしく新鮮に思えることはたくさんあります。
だからこそ西脇氏は、北海道の常識に囚われず、常にアンテナを張り、新しいことに挑戦していきたいと考えているのでしょう。
同じ道民、そして十勝人として、今後も西脇氏に陰ながらエールを送っていきたい。
そう思える素敵な取材となりました。
[サムライプロデュースの情報・お問い合わせ先]
公式HP:https://www.samuraiproduce.com/
facebook:https://ja-jp.facebook.com/samuraiproduce.hokkaido/