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帯広の冬に熱い活気を! 期間限定駅前スケートリンク『TOKACHI ICE PARK』の挑戦【後編】

2018.12.2

こんにちは、釧路トヨタ西帯広店の濱口です。
今回は2017年度冬に、突如帯広駅前に現れた期間限定スケートリンク『TOKACHI ICE PARK』の発起人、谷保 明洋さんと第一回の開催時に会場内でカフェを出店していた藤山 嘉彦さんにお話を伺いました。

こちらが谷保さん、そして帽子をかぶっている方が藤山さんです。

前編ではイベント実施に至る思いや苦労などをご紹介しましたが、後半では実施後の思いなどについて伺います!

交流の場となった『TOKACHI ICE PARK』

さまざまな困難を乗り越え、開催された『TOKACHI ICE PARK』。開催に至る喜びもひとしおだったそうです。

谷保

まずは無事オープンできた時の達成感。これは本当にうれしかったですね。あと、会場にはスケートのレンタルスペースと、カフェとして常設のゲルを配置していたんですが、リンクやカフェでここに訪れる方々が、知らない人同士でも交流できる楽しい空間になっていたことも良かったと思います。

藤山

私はそのゲルでカフェをさせていただいたんです。

谷保

あの時はありがとうございました。

濱口

メディアでもかなり取り上げられましたよね?

谷保

ありがたいことにテレビや新聞など、さまざまなメディアの方が取材に来てくださいました。その時に「とても良い試み」と声をかけていただいたこともうれしかったです。実際、取材に来てくれたクルーの皆様も体験して楽しんでいってくれましたよ。

濱口

かなり反響があったんですね。

谷保

反響があったという意味では、SNSも情報発信に大きく寄与してくれています。来場者がSNSで写真をアップしてくださって、そこからイベントの魅力が道外、そして国外にも伝わったことで、多くの人が足を運んでくださったようです。

濱口

イベントにSNSは欠かせないですね…。

谷保

そうですね。でも来場者の人数にかかわらず、遊びに来てくれた方から「楽しい」「継続してほしい」という声を多数いただいたことが本当にうれしかった。やってよかったなと改めて思いました。

『TOKACHI ICE PARK』で感じた帯広の街中の可能性

第一回の開催を終えて、谷保さんが感じたのは「十勝帯広の可能性」だったそうです。

谷保

冬の寒さや雪って、現地の人からすると生まれた時から当たり前に受け入れているものですが、他の地域の人にとっては、その環境や風景自体がとても魅力的なんですよね。雪や氷に触れることだけでも、かけがえのない体験になる。これは十分地域の観光資源になりうると思いました。

濱口

現地の人からすると、寒いとか雪が多いとかっていうのは、自然の恵みというよりも、生活する上での弊害だと感じることのほうが多いかもしれませんね。

谷保

そうですね。あと釧路も帯広も、この地域で生まれ育った人は小さい頃からスケートに慣れ親しんでいる。生活の一部になっているにもかかわらず、意外と気軽に滑れる場所ってないですよね。

濱口

確かに! スケートリンク自体は街にありますけど、だいたいトラック形式のワンウェイなので、遊びに行くっていうよりは競技で使うって感じなので、一般の人はあまり利用しないかも。

谷保

ある意味スケート王国ゆえの弊害なのかもしれませんね。豪華な設備にすればするほど、気軽に遊べる感じがなくなっているのかも。

藤山

気軽に遊べる場所という意味では、今回学生など若い人たちがたくさん遊びに来てくれたのが印象的でした。

濱口

学生さんが街で遊んでいる姿ってあまり見ないですよね。

谷保

学生が街に遊びにこないのは、来てもらうための仕掛けがないからだと思っています。そういう意味で、今回のイベントは「遊ぶ仕掛けがあれば、学生たちは遊びに来てくれる」ということを証明できたのではないでしょうか。

取材を終えて

大盛況のうちに幕を閉じた、2017年度の『TOKACHI ICE PARK』。すでに2018年の開催も決定したそうです! 昨年行けなかった方は、ぜひ今年行ってみてくださいね!

最後に、谷保さんにイベントの今後について伺いました。

谷保様:今後は固定で設置できる場所を模索し、そこで継続的に実施できればと思っています。「冬、帯広の街中に来るとスケートが気軽に体験できる」、そんな言葉が定着し、それが必然的に十勝帯広の冬のアクティビティへと変化し、安定してくれたらうれしいです。

有志で立ち上げ、その後は様々な方へと引き継がれていく、そんな継続性が地域にとってのベストだと考えている谷保さん。『TOKACHI ICE PARK』にかかわらず、同じようなコンセプトに基づいて、地域の方々が企画立案や実施する楽しさ、そして苦労もみんなで共有し合うことで、街中の活性化や回遊につなげていけたらと考えているそうです。

こうして帯広の街がもっと楽しい場所になれば、私たちも本当にうれしいです。ということで、今年は行くぞ! 『TOKACHI ICE PARK』!


TOKACHI ICE PARK
2018年度実施時期については公式サイトおよびFacebookをご確認下さい。
公式HP:https://tokachiicepark.com/
facebook;https://www.facebook.com/tokachiicepark/

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