降雪地域で大変なこと、それはもちろん雪。
雪道だけではなく、この季節は車側も気を付けることがあります。
一見、特に変わったところのない車ですが…
ホイールハウスの内側をよく見ると氷の塊がありますよね?
降雪地域はタイヤによって巻き上げられた雪や水分(融雪剤により溶かされた水分)がこのようにホイールハウスの内側に付着してそのまま凍ってしまいます。
氷の塊ができる理由
北海道の場合は郊外を1時間以上連続して走行することがよくあります。
郊外の走行では直線とカーブしか走行しないため、あまりハンドルを切らずに走行することになります。
そうすると、タイヤが左右方向(ハンドルを切る方向)へ動く量が少なくなります。その状態で凍り付いてしまうと、街中に入り交差点等で大きくハンドルを切る際にタイヤが氷と接触してしまい、ハンドルが重くなります。
また、走行中は問題が無くても、停車中に上から垂れてきた水が凍り、氷の形状が変化して、翌日の朝にハンドルを切ると音がしたり、ハンドルが重くなることもあります。
氷は放っておくと日を追うごとに成長して大きくなるので安全運転のためにもこまめな除去が必要です。
これで解決!
氷ができてしまったとき、今までは靴で氷を蹴って外していましたが、靴が汚れたり、傷ついてしまうなどもあり、他にいい方法はないかと思っていました。
そんなとき、とある方に便利グッズを教えていただきました!
それは、こちら。
氷雪用ゴムハンマーです。
カー用品店、ジェームス星ヶ浦店さんより購入しました。
定価864円で、購入時はセール価格の432円(税込)でした。
実際に使ってみました。
大きな氷もこんな感じで…
ごそっと取れました。
狭い場所についた氷はハンマーの柄の先端に付いているスクレーパーを使用すると落とせます。
このように実際に使用してみましたが、意外と少ない力で簡単に落ちました。
ハンマー自体の重さも500mlのペットボトル(中身あり)ぐらいなので女性や年配の方も扱いやすいのではと思います。
最後に使用上の注意点を。
間違ってボディーを叩くと傷が入ってしまうので注意が必要です。
慎重に作業をしましょう。
振動センサー付きのセキュリティー(トヨタ純正ではないもの)をつけている車は、このように叩いているうちに警報が鳴ってしまいました…。
この車両のようにドアロックすることでセキュリティー待機状態となる場合は、ドアアンロック状態、またはエンジンを掛けた状態等、セキュリティー解除状態で叩くのが良いと思います。
ホイールハウスの氷にお悩みの皆さん、氷雪用ゴムハンマーが安全なドライブをサポートしてくれそうです。
釧路トヨタの社員が記者として、くるまやくらしを通じて感じた道東エリアの魅力を伝えるWebマガジン「DO-Life」