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温泉ソムリエが行く、道東温泉巡りの旅 〜 Mariage2.自由ヶ丘温泉 〜

2018.3.2

皆様ごきげんよう、帯広店の大原です。

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前回の記事で、晴れて 温泉ソムリエ となった私
これからは胸を張って温泉レビューをお届けすることができます。

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温泉ソムリエまでの道のりはこちらを御覧ください。

そんな私が初めて温泉レビューさせていただくのは自由ヶ丘温泉です!

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自由ヶ丘温泉は帯広市自由が丘にあるモール温泉で、帯広駅から車で約15分というアクセスに便利な場所にあります。
年中無休、かつ営業時間も深夜1時までやっていらっしゃるので、私のような戦うサラリーマンが平日疲れを癒やしにいくことも可能。
行きたい時にすぐ行ける、うれしい温泉です。

いざ自由ヶ丘温泉に泉入(せんにゅう)!

それでは早速中に入ってみましょう…

入ってすぐ、目の前に広がるのは大きな和風庭園!
温泉の方に伺うと、もともとこのあたり一帯は谷地坊主(やちぼうず)だったそうですが、先代が心を込めてコツコツと今の和風庭園に作り変えていったそうです。
奥には赤い太鼓橋が二本架かっていて、和の雰囲気をより一層引き立てています。

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自然の湧き水が流れており、池の中には鯉が優雅に泳いでおりました。
なんて雅!心が癒やされます…。

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温泉の方にお話を伺ったところ、この鯉はお客様から譲り受けたものなのだそうです。
この温泉の雅な雰囲気にピッタリだと思われたのかもしれませんね。

そんな自由ヶ丘温泉の歴史は古く、昭和61年の12月26日に創立されました。
もともとこのあたりで貸別荘をやっていて、そこに温泉を流していたそうですが、「皆様にもっと喜ばれる仕事をしたい…」という想いから業態を温泉に変更されたそうです。

こちらは当時の貴重な写真。先代が熱心に温泉の手入れをしていらっしゃる様子です。

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実際に施設の方とお客様とのコミュニケーションは多いそうで、常連の方でしばらくお顔を見ないと心配になるとのこと。
なんてハートフルな温泉なんだ…

またお客様同士のコミュニケーションも多く、忘年会を開かれたり、公式アカウント以外にフェイスブックにアカウントを作成し、交流を深めたりしているそうです。

自由ヶ丘温泉への皆さんの熱い思いを感じながら、いざ建物の中へ…。

愛情と歴史あふれる建物の中へ!

受付にはカミソリなどのほかに駄菓子が置いてあるなどアットホームな感じです。
これは買わざるを得まい…
ちなみに右が昔の写真です。

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まずは利用者の憩いの場である休憩室をチェック。
休憩室は畳が敷いてあり、イグサの良い匂いがします。

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まさに和の癒やし空間…

畳には昔ながらの渋いイスが。
なんとなく、座ると文豪になれそうな気がします。

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そのほかにも、昔懐かしいアイスケースや絵本など、子供が来ても楽しめそうな空間が。

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続いて脱衣所に入ります。
鏡には一切の曇りもありません。

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天井に備え付けられた扇風機。
なんとも味がありますね。

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脱衣カゴやロッカーもとてもキレイ。
しっかり掃除されているのがよくわかりますね。

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さあ、お待たせいたしました!
いよいよ温泉へ…と思ったら、なんじゃこりゃああぁあぁあ!?

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> 自動で閉まる <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

思わず目に入ってしまうこの張り紙。
手書きのところやジグザグにそってちゃんと切られているところに親しみを感じました。

おっと、そして入浴前に温泉分析書も見ておきましょう。

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表記を見てみると、自由ヶ丘温泉はアルカリ性単純温泉でpHは9.23。
pHとは水溶液(温泉)がアルカリ性か酸性かなどを示す指数で、1から14までの数値で表されます。

1に近づくほど酸性の、14に近づくほどアルカリ性の強い温泉なのですが、今回は9.23なので弱アルカリ性に分類されますね。
これは温泉では高めで、大体薄い石鹸水に該当する濃度といえます。

実は十勝のモール泉の大半が、このアルカリ性単純温泉。
高めのpHの温泉なんですね。

また、ここ自由ヶ丘温泉では水風呂にまで報告書が!
それを見ると、天然の地下水が使われていると書かれています。

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実はこの水は持ち帰ることができ、コーヒーやお茶を淹れるときに使用するとおいしいのだそうです。
気になる方はぜひ持ち帰ってみてください。

いよいよ温泉へ…!

大変お待たせしました!自動ドアを開いていよいよ温泉に入りますよ!
自由ヶ丘温泉には大浴場と少し小さめの浴槽、水風呂と打たせ湯、そして電気風呂があります。

この日は朝に入らせてもらったのですが、朝日が差し込んでとてもきれいでした。

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光の加減によってはこんなにノスタルジックな雰囲気になります。

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すてきですね…

ちなみに、温泉に浸かりながら和風庭園を望むことができます。
私がいつも入浴する時間帯は夜のため、あまり庭園を拝むことがなかったので、今回はいつもとは全然違う景色が楽しめました。

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お湯はモール泉特有の茶褐色。ヌルヌルとした肌触りが特徴です。
肌がスベスベになるので、女性は特にうれしいのではないでしょうか。

お湯は少し熱めですが浴槽によってぬるめのものあります。
熱いのが苦手な人、逆に熱いのが好きな人など、色々な人が満足できそうです。

続いて洗い場をチェック。
シャワーの水圧は良好!蛇口ハンドルは押し込み式でなく、今では珍しいレバー式のハンドルとなっていて、ひねっている間はいつまでもお湯が出ます。

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と、一通り見て回りましたが、全体をとおして感じたのはとても清潔感ある温泉だということ。
温泉の方に伺ったところ、清掃の際はお湯をすべて抜き、浴槽内はもちろん、窓や床、天井や椅子の裏も毎日掃除されているそうです。

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またサウナはすのこを外して中まで掃除しているそうで、余熱のせいで毎回汗だくになって掃除されているのだとか。
そのためサウナもご覧のような美しさ。

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「清潔感に関してはどの温泉にも負けません!」という担当者様のお言葉、とても良くわかります。

ノスタルジックな雰囲気を感じさせる素敵な自由ヶ丘温泉、その歴史を聞いてから入る温泉はまさに格別。

そこここに歴史が詰まっていて、自由ヶ丘温泉の魅力を最大限に感じられた至福の一日、本当に最高でした。

と、ここでお得な情報をひとつご紹介!
JAF会員様は入浴料440円が400円になるとのこと!!
自由ヶ丘温泉に向かわれる際は、JAFの会員証をお忘れなく。

事前に写真や、当時の記事を用意してくださり、インタビューに付き合っていただいた自由ヶ丘温泉さん、本当にありがとうございました!
人の温かさと清潔感を感じられる自由ヶ丘温泉、みなさんもぜひ足を運んでみてください。

【店舗情報】天然の湯 自由ヶ丘温泉
住所:北海道帯広市自由が丘4丁目4番地19
電話番号:0155−35−1126
営業時間:10:30〜深夜1:00
定休日: 年中無休
駐車場:あり(70台:無料)
公式サイト:天然の湯 自由ヶ丘温泉


 

※なお、今回取材を担当をした「大原」は退職致しました。

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