こんにちは。
音更町地域おこし協力隊の高山です。
今回は9月13日にオープンした「ぱんの店teto.(てと)」を紹介します。
小さくて可愛いパン屋さんが出来たとSNSで話題になっていたので、私もずっと気になっていました!今回取材できるのが楽しみです♪
コミュニケーションを大切にしたお店作り
木の看板がお出迎え。
ホッとするような温もり溢れる外観です。
取材させていただいたのは店主の斎藤 剛(さいとう つよし)さんと奥様の奈桜子(なおこ)さん。
夫婦二人で力を合わせてお店を運営しています。
本日はよろしくお願いします。 パンがとても好きなので今日の取材を楽しみにしていました!
取材にお声がけいただきありがとうございます。 こちらこそよろしくお願いします!
では、早速ですがお店をオープンしたきっかけを教えてください。
元々私も夫もパン屋さんで働いており、いつか自分たちのお店を持つのが夢でした。 札幌に住んでいたので、札幌でお店を探していたのですがいい物件が見つからず、旅行がてらに来た帯広でこの物件のオーナーに出会い、オープンが決まりました。
運命的な出会いですね! 店名の『teto.』とはどんな意味があるのですか?
夫婦でお店をやっているので、「二人で手と手を取りあっていく」という意味と「お客様の手と自分たちの手を合わせる」という意味で名付けました。
ただパンを売るだけでなく、お客さん一人ひとりの繋がりを大切にしたいという気持ちが込められているのですね。
はい。地域の方に愛されるパン屋さんを目指しているので、お客様とのコミュニケーションも大切にしたいなと思っています。なので、お店の作りもセルフ式ではなく対面式を採用しました。
対面式だとオススメや焼きたてのパンなど色々な情報が知れるので嬉しいです。
オープンして約3ヶ月ですが、どのようなお客さんが多いですか?
お客様は小さなお子様がいるママさんやお散歩がてらに寄ってくれる老夫婦など幅広い年齢層の方が来てくださっています。リピーターになってくださっている方もいて、地域に少しずつ浸透しているのかなと嬉しく思っています。
パンが好きだからこそできる仕事
奈桜子さんはどうしてパン屋さんをやりたいと思ったのですか?
休みの日もパン屋さん巡りをするぐらい、パンが大好きなんです。 美味しいというのはもちろんですが、パンのふわふわしたフォルムが可愛くて、パンのグッズも集めています♪大好きだからこそ、一生パンのお仕事を出来たらいいなと思っています。
パン屋で働いているのに休みの日までパン屋巡りをするなんて本当にパンが好きでないと出来ないですよね。奈桜子さんのパンへの愛情がすごく伝わってきました。
ここで仕込み作業をしていた剛さんにお話をお伺いしました!
剛さんはパン職人歴は何年ですか?
パン作りは約28年続けています!
28年!? 人生の半分はパン職人として生きてきたのですね。
自分のお店をオープンする時に苦労したことはありますか?
今までは海外の小麦粉でしかパンを作ったことがなかったので、国産の小麦の扱い方に最初は戸惑いました。水分量などを調整しながら試作を重ねて、やっと納得のいくパンが作れるようになりました。完成するのに約一カ月かかりました。
海外と国産では小麦の種類が違うのですね。 なぜ苦労してまで国産の小麦を使おうと思ったのですか?
せっかく十勝に移住してきたので、小麦は十勝産のものを使おうと決めていました。
十勝は小麦の産地としても有名ですもんね。 他にも十勝産の食材を使ったものはありますか?
豆と小豆とあんこは十勝産のものを使用しています。
十勝といえば豆とあんこも有名です!
剛さんがパン作りで一番こだわっているところはどこですか?
絶対に妥協はしないで、自分が本当に美味しいと思えるパンしか商品として出さないと決めています。
剛さんの熱い思いが込められたtetoのパン。 きっとその熱意はお客さんにも伝わっていると思います。
パンは全部で33種類。
土曜日限定の黒糖パンシリーズや季節限定商品もあります。
一番オススメのパンを教えてください!
オススメは「全粒粉のブール 1本400円、1/2 200円」です。そのままトーストしても美味しいし、バターやジャムとの相性も抜群です。 サンドウィッチのバンズするお客様もいました!
tetoのパンは柔らかすぎず硬すぎないパンを作っています。 ハード系でも硬すぎないので全ての世代の方に楽しんでいただけます♪
パンはハード系が好きなのですが、硬すぎて顎が疲れちゃうのが悩みだったので、 ちょうどいい硬さなのは凄く嬉しいです。
それでは、最後にこれからの目標を教えてください!
近くに『teto.』があるから幸せだとお客様に思ってもらえるような、地域の方に愛されるパン屋さんを目指して、のんびりとお店を続けていきたいです
ありがとうございます! パンが美味しいのはもちろんですが、斎藤さん夫婦の人柄も素晴らしいので絶対に地域の方に愛されるパン屋さんになると思います。
朝起きた時、仕事で一休みしている時、散歩している時にふと食べたくなる。
『teto.』はそんなパン屋さんになると思っています。
何十年経っても変わらない笑顔で「いらっしゃいませ」とお出迎えしてくれる奈桜子さんの姿が頭に浮かんで、心がポカポカと温かくなりました。
ぱんの店 teto.(てと)
住所 帯広市西16条南2丁目9-21
SNS teto.
営業時間 火曜日~金曜日 10:00~14:00、土曜、祝日 10:00~15:00
定休日:日曜、月曜日
※2023年1月からは水曜日、木曜日、金曜日