出張で来ている方や団体さんもお見えになってましたからね。
土日は観光客の方が多いけど、平日はサラリーマンが多いですよ

そうですね～、いつも「混んでて入れない」って言われるんですが、時間帯をずらすとガラガラなんですよ

まぁ、みんなが知ってるってこともありますしね

2017年の4月で51年です

場所は変わらないですね

最初は平屋だったそうですが、先代からずっとここですね。ここ自体が会社になっているので、我々も従業員です。従業員は何人も変わっていますが、タレや味付けの工程などは変わらずですね

えぇ、やりかたは全然変わっていないです。朝から女性従業員が一人で焼くのですが、それを一晩寝かせて、そのあと我々がもう一度焼きます。

やりかた自体は昔から変わってないんですよ。ラーメンに関しては、年々塩分を控えめにして当初よりも色が薄くなっていますが笑

はい。真っ黒でした笑

開店後3年位経過してから、お客さんに「つゆ物が欲しい」と言われたそうで。それで、ラーメンを作ろうかという話になったみたいです

そうですね。他の店も色んなラーメンを出しているので、どうせ作るなら変わったものを作ろうということで。常連さんと相談して作ったのが今のラーメンなんです

店舗が手狭で範囲が限られてしまうので…。忙しくなるとつぶとラーメンだけで手が回らないんです

いえいえ、今は「小鶴商会」という会社です。初代の社長が亡くなり、2代目の社長がオーナーになって。かど屋と番小屋がチェーン店になりました。オーナーは「大航海」というお店にいます

自分は、畑違いな仕事をしていました。元々は魚屋で働いていたんです

そうですね。根室出身でずっと釧路ですね。ここにいた店長が70歳を過ぎていて、辞めたいということで。自分も定年を迎えるし、手伝うことになりました

まだ2年ですね

青つぶの生息範囲が限られているんです。この辺ですと厚岸ですが、漁期も7～10月なので、この間に年間に使う8トン～10トンを確保して冷蔵庫に保管しています。

また、店頭には3人しか出ていませんが、陰で沢山のスタッフが支えてくれているので。そう考えると厳しいですね

それと、やはり青つぶにこだわりがあるので。赤つぶでも良いのですが、やっぱり青つぶなんです。煮ていても固くならないうえに、殻が厚いから何時間焼いても耐えられるので

鵡川産だと身がごろんとしていて、ずんぐりむっくりなのです。若干味も違うので、やはり厚岸産にこだわりたいですね

サイズは前の店長時代からみると、小さくなってきているんですよ。つぶは、1年に1㎝くらいしか大きくならないので。本当に大きいサイズのものは育つまでに6～7年はかかるのです

はい。決まった業者さんがいます。万が一のことも考えて、他の地方にも声をかけていますが。去年あたりはギリギリで冷蔵庫の中も空になっちゃって

お陰様で、どんぱくの時は1000個近くです。通常の平日だと400個くらいでしょうか

食べ物商売は手を抜くと味に出るんで、そこは一番気を遣ってますね。つぶの味は変えませんがラーメンはその時の店長によって変えてます。まずくはならないよう、そして色は変えずに試行錯誤する。

まだまだ続けていくためには我々スタッフにかかっていますし、海外からの観光客が来たりするので地域に貢献できるようにしたいね