こんにちは! DO-Life特派員のマウラです。
歴史ある『とかち青空レディ』。十勝に住んでいる人なら誰もが知る存在ではありますが、具体的に「どんな人が、どんな活動」をしているのか知らない人も多いはず。
今日はそんな『とかち青空レディ』のお二人にお話をお聞きします。
黄色い制服を身に纏った十勝のPR部隊。移住組だからこそ伝わる十勝の魅力を聞くことができました。
第27代『とかち青空レディ』の(左から)松野さんと田所さんです。
早速ですが田所さん。『とかち青空レディ』の歴史について教えてください。
とかち青空レディは平成7年に発足し、2021年度で第27代となります。 前身は昭和40年に帯広市に所属し帯広の観光大使としてすずらんの咲く時期に「すずらん娘」として30年間、帯広のPR活動をしていました。平成7年度に帯広市から十勝観光連盟に所属が替わり『とかち青空レディ』として新たに活動をスタートしました。 名称は公募され、十勝は晴天率が高いことから爽やかな青空をイメージした『とかち青空レディ』となりました。
『とかち青空レディ』の役割を教えてください。
主に、イベントやテレビ・ラジオ等メディアでの観光PR・物産PRや十勝管内 ・各自治体主催による、祭事、イベント等にて補助業務、表敬訪問などをします。
『とかち青空レディ』の存在は私も知ってはいましたが、具体的な役割までは知りませんでした。
「十勝を広く知ってもらうための活動」。そういうことに興味のある人はたくさんいると思われます。『とかち青空レディ』の応募条件や審査項目など聞かせていただけますか?
応募条件は「十勝管内在住 」「心身健康な20歳以上の女性 」「運転免許所持者 」「職場や家庭の理解を得られている」などがありました。
私たちの代の採用審査では話し方や明るさ、笑顔 、十勝についての知識、レディ業務に対する意欲(向上心や責任感など)が基準だったと聞いています。
お二人のこれまでの経歴を教えてください。
長野県の川上村というレタスの一大産地でレタス農家に生まれ育ちました。 種苗メーカーへの就職がきっかけで出会った十勝に一目惚れし、「農家になりたい」という目標をもつ(当時同僚の)夫と二人で第三者事業承継で農家になるために移住しました。 来年から本格的に営農を開始するにあたり、日々研修に励んでいます。
生まれは埼玉県越谷市です。 幼い頃から人前で話すことが 大好きで芸能活動を始め、 SMAP×SMAPのショートコント、 資生堂/ザ・コラーゲン(ドリンク)のCMなどに出演したことも あります。
大学ではITを学びながら、その頃FMさがみでパーソナリティ としてラジオ出演、大学のゼミ活動では川崎市広報番組を製作・出演。 両立してアナウンサースクールにも通い卒業後はテレビ局に就職。 報道製作に携わりながら再び全国アナウンサー試験を受験し、NHK帯広放送局に入局、アナウンサーを3年間務めフリーに転身しました。
住めば住むほど好きになった十勝に移住することを 決意し、2021年4月、第27代とかち青空レディに就任しました。
お二人とも個性的な経歴で(笑)。移住組なのですね。
お二人はなぜ『とかち青空レディ』に応募されたのですか?
応募理由は大きく分けると2つあります。 1つ目は、幼い頃から芸能活動をしたり、現在はアナウンサー という「言葉の表現者=伝え手」として日々生きる自身への新しい挑戦です。
2つ目は、道外から飛び込んだ私を日々支え、伝え手としても 一人間としても成長させてくれるこの地域への恩返しです。「青空レディの活動を通して」地域貢献に務めたいと強く想いました。地元愛と努力によって時代と共に発展していく地域の魅力を「伝え手」として、また「一地元民」として熱く発信していきたいと心から思っています。
十勝に移住が決まってから十勝についての知識を増やすなかで『とかち青空レディ』の存在を知りました。 先代の長濱沙彩さんをはじめ、過去のレディさんたちの活躍をインターネット上でお見かけして憧れるようになりました。 レディを通してこれから住む十勝のことをよく知り、また意欲的にPRを進めることで自身が「十勝の一員」として成長したいと思いました。 また、PR活動により目指す十勝の発展は、あたたかく移住を受け入れてくれた地域への恩返しにもなると思いました。 単純に黄色い制服や襷がかっこよく、着てみたいなとも思いました(笑)。
現『とかち青空レディ』のお二人が力を入れている活動を教えてください。
今年度はコロナ禍で派遣依頼自体が少ないので、あまりたくさんの活動ができているとはいえませんが昨今のSNSの流行に乗って十勝観光連盟のインスタグラム・フェイスブックの更新を頻繁に行っています。 今、十勝に来られない全国の十勝ファンの皆様に向けて現在の十勝を積極的にお伝えしています。
更に先月は「青空レディ持ち込み企画」としてインスタグラム上でフォロワー参加型のキャンペーンを行いました。 十勝をあまり知らない人も参加できるルールにし、たくさんの参加者が集まり個人的には大成功となりました。
私が力を入れているのは講師活動やメディア出演です。 十勝青空レディとフリーアナウンサーを兼任する私が、 中小企業経営者が集まる会や十勝の企業などで『講師』として 十勝管外出身者からみる十勝の魅力を講演・ワークショップをしたり、十勝と東京を繋いだ料理教室を生中継、MCとしてコーナーを円滑に進めながら十勝をPRしたりと地域発信へと繋げています。
どんな想いで『とかち青空レディ』の業務をされているのですか?
十勝のイメージアップに努め地域を盛り上げることを考えています。 黄色い目立つ制服で多くの人の前に立つことが「十勝の顔」としての役割になりますので十勝観光連盟に所属するPR部隊として、責任ある振る舞いをすることが大事だと思っています。
歴代の先輩方が築いてきたイメージを損なうことなく、十勝がどれだけ良いところかをたくさんの人にお伝えして、次の世代へバトンを繋いでいきたい思っています。
『とかち青空レディ』になってよかったことを教えてください。
まず第一にはたくさんの農家さんや製造者の方々との出会いに感謝しています☆ みなさん自慢の特産物をその場で出来立てのものをいただける瞬間が最高です!(笑) 今まで手にしてきた既成のものよりも格段に練り上げられていて、 ものづくりの心がストイックで、手に渡る人への思いやりの想像力に魅力を感じますし、 そういう方々とお会いして話を聞ける機会は滅多に無いので、 新鮮な発想が自分にとって刺激になったり、とても貴重な経験をさせてもらっている今に感謝しています。 良いものはより多くの人と分け合いたい!この幸せをみんなにも知ってほしい!ってみんな思いますよね。 そういう思いでこれからも発信していきますので、地元民とレディの私が感じた幸せを全国の人にお裾分けしていきたいです♪♪
『とかち青空レディ』という特殊な角度から十勝を知れることがとても貴重で、素晴らしい経験となっています。 レディがいることでお客さんが集まってくれたり、イベントの主催者側が「レディがきてくれてよかった」と思ってくれることがとても励みになります。 SNSでも、「(写真や文章を見て)十勝ってこんなところなんですね。行ってみたいです。」と言ってもらえて本当に『とかち青空レディ』をやっていてよかったと心底思いました。
最後に。皆様にお聞きしています。車は何に乗られていますか?
以前はトヨタのbB、 その後はトヨタのアクア、 現在はトヨタの青空色のヴィッツです。 家族は全員トヨタ車に乗っています。 bBもアクアも家族から借りたものでした。 北海道の冬に備えて今年四駆のヴィッツに乗り換えました。色はきれいな十勝晴れ色でとても気に入っています。
生まれ育った長野県でも、その後の進学や就職でも車は必ず所持していて、車のない生活は想像がつきません。もはや家族のような存在です。 車種は変われど、トヨタの車たちと過ごした日常や、遠出の旅行などは、どれも自家用車があってこその大切な思い出です。 これからも1人で移動したり、誰かを乗せたり、広い北海道の大地をどんなときも一緒に走りながらいろいろな思い出を増やしていきたいです。
免許取得時からずっとパジェロミニです。 高校卒業後、免許を取得したときに祖父母が購入してくれました。 夏のアウトドアにも、慣れない冬場の雪道でも、四駆でパワフルなパジェロミニは運転しやすく、私にぴったり♪♪ 購入当時、その時はまだ北海道に住むことも想定していなかった ので…今、こんなに手離せないくらいの愛車になってることに ビックリ!!!これからも、まだまだ北海道の地を駆け巡ります。
とても力強く前向き、そして地元民と同じ「十勝愛」を熱く語られる27代『とかち青空レディ』のお二人のお話でした。このインタビューで改めて『とかち青空レディ』の活動に興味を持った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。お二人が地道に更新されているSNSもチェックしてみてください。
とかち青空レディ(十勝観光連盟所属)
WEBサイト とかち晴れ
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