こんにちは。DO-Life特派員マウラです。
身近な場所で気軽に紅葉を楽しみたいと思い、今回は帯広市内の真鍋庭園さんにお邪魔しました。
歴史ある貴重な建物も見られる北海道スタイルの日本庭園。
『真鍋庭園』さんは何度かお邪魔していますが、私は着物で散策するのが楽しみの一つ。傾斜もあるのでぬかるんでいる時や雨の日はスニーカーや長靴がおすすめです。
今回はガーデンの管理を担当している加藤さんにご案内いただけることに。
園内は1,200mの「エゾリスコース」と1,800mの「キタキツネコース」があります。車椅子やベビーカーが通れる道もあるのが嬉しいですね。
マップには季節によって見頃となる植物カレンダーも付いています。『真鍋庭園』さんの良さはいつ行っても違う植物の表情が見られること。
ガーデンは全て現在の代表がデザインをしていますが、お客様に「前と同じ」と思われない庭づくりをしています。
入ってすぐのゾーンが「日本庭園」。
十勝とは思えない景色が広がります。
こちらの日本庭園の特徴はなんですか?
いわゆる本州でみるような「日本庭園」というのは気候が違うここ北海道では再現できません。その代わりに寒さに強い樹木で成り立っているのがこの庭園です。逆にいえば「北海道スタイル」の日本庭園が楽しめると思います。
本州の人が来ても新しい角度で楽しめるということですね。
せっかくなので記念撮影。やっぱり着物で来てよかった。
奥に見える建物は「真正閣」と言って、明治44年当時の皇太子が北海道行啓を行うため帯広に建てられた御在所が移築されたもの。内部は非公開となっていますが歴史ある貴重な建物は一見の価値ありです。
海外と日本の植物の違いを知ることができる西洋風庭園。
「日本庭園ゾーン」を抜けると次に現れるのが「西洋風庭園」。
こちらの庭には国内には自生していない葉色の青白い樹木、プンゲンストウヒが特徴的です。100年ほど前に当時の真鍋社長が初めて種子を輸入しました。『真鍋庭園』のシンボルツリーとも言えます。
↓こちらはアメリカの楓。縦に高く伸びるのが特徴。
こちらは日本の楓。横に広がっています。同じ楓でも特徴は全然違うんですね。
巨大な柳も『真鍋庭園』の象徴。
この柳はヨーロッパのものです。樹齢60年ほどでしょうか。
60年でこんなに大きくなっちゃうんですか!!!
大型になるのがヨーロッパの柳の特徴です。
↓未だドライになって咲き続けている紫陽花もアメリカの紫陽花の特徴。日本の紫陽花は日陰を好むけど、アメリカの紫陽花は日向を好むのだそうです。
車椅子の方もお子様連れも最後まで楽しめるバラエティ豊かな最終ゾーン。
「西洋風庭園」の次は「風景式庭園」。
自然林の中のようなイメージであまり作り込んでいない空間になっています。
車椅子の方やベビーカーも通れるように今年整備しました。
着物でも歩きやすい!!
池など水場も多く、とても気持ちの良いゾーン。ニジマスが泳いでたりします。
まるで野山を散策しているよう。
↓リバースボーダーガーデンは一般的な左右対象のミラーボーダーではなく色の左右非対称を意識しているそう。
こちらでは植物の葉や花の色の対比を楽しんでいただけます。対面の所には同樹種の反対色のものを配置するようにしています。
ラストにはお子様も喜びそうな「モンスターガーデン」が広がっていました。詳細は来園してのお楽しみ。
ところで加藤さん。皆さんにお聞きしなくてはいけないのですが、車は何に乗られていますか?
ホンダのN-VANに乗っています。元々はバモスが好きでN-VANはその後継機なんですよね。色々積める所と「顔」が好きで選びました。
毎年どんな季節に訪れても楽しめる。それが真鍋庭園の魅力。
『真鍋庭園』さんはどんな場でありたいと思っていますか?
お花がなくても木だけでも色々表現できることと、「木って面白い」ということを感じていただけたら嬉しいですね。
毎年訪れても毎年違う面白さがある『真鍋庭園』さん。
残念ながら今期の紅葉シーズンは終わってしまいましたが11月29日の閉園までまだまだ植物たちは生き生きとした表情で迎えてくれます。十勝の冬は極端に緑がなくなるのでその前に存分に植物のパワーを受けてみませんか?
例年開演は4月下旬くらいですが情勢や天候によって変動となりますのでまずはサイトやSNSをチェックしてみてくださいね。
十勝の魅力再発見です。
真鍋庭園
営業時間
8:30~17:30(最終入園17:00)※10月最終入園16:00、11月最終入園15:00
開演期間
4月下旬から11月下旬くらい(その年によって変動となります。サイト等でご確認ください。)
TEL 0155-48-2120
フェイスブックページ 真鍋庭園ガーデンセンター
HP 真鍋庭園ガーデンセンター
住所 北海道帯広市稲田町東2線6番地