紡ぎ、織り、編み。羊毛のことはワンストップでお任せ！Senjuホームスパン

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紡ぎ、織り、編み。羊毛のことはワンストップでお任せ！！Senjuホームスパン＠釧路

2020.11.17

こんにちは。DO-Life特派員マウラです。

すっかりニットの魅力にハマってしまったマウラ。今回は十勝を飛び出して「紡ぎ・織り・編み・染め」など繊維作業を網羅する作家さんの元へお邪魔しました。

自分の手を通って糸に、織物に、編み物に変化していく羊毛の面白さ。

その名は「Senjuホームスパン」さん。釧路にあります。

こちら代表のせんじゅさん。ご自宅の一室が工房になっています。

ホームスパンとは手で紡いだもので織った織物のことなんです。

終始明るく優しい雰囲気のせんじゅさん。

存在感のある織り機。なんでもやりたがりなマウラ。本格的な織りもやってみたいことの一つ。簡易的なおもちゃみたいな織り機は持っていますが作れるのはせいぜいコースター程度のもの。

こんな織り機で一日中ギッコンバッタンやっていたいな（´-`）.｡oO

織りや編みによる作品が所狭しと並べられています。

中でもマウラが気になったのは、、、

優しい色合いの草木染め毛糸。

せんじゅさんが紡いで染めたもの。今や100円ショップでもアクリルの毛糸は買えるので決してお安くはないのですが、やっぱり風合いやこの絶妙な色は本物思考の方に人気で、商品の入れ替わり回転も早いのだそう。

ワタシも草木染めをしますが、同じ樹木や植物から染めても同じ色にならないこともしばしば。ワタシはそのオリジナル感というか、均質じゃないのが草木染めの好きなところなんですけど、販売用としての難しさってどうしても「いつも同じ」を求められがちだと思うんですね。せんじゅさんのお客様はちゃんと草木染めの魅力をわかってらっしゃるんですね。

本当にその通りで、草木染めって一期一会なんですよね。例えば桜の樹皮とかも蕾になる前と花が咲いたあとでは全然違う色が出ます。花の方に色素を持って行かれたりするので花が咲いたあとの樹皮は赤みが少なくなることもあります。でも、どれが成功でどれが失敗とかどれが良い色、とかじゃなく一つ一つの色が良い出会いです。

草木染めの話で盛り上がる二人。同じ感覚で通じ合える人とお話できるのって脳みそのリフレッシュになります。

どうしてせんじゅさんは「ホームスパン」にたどり着いたんですか？

もともと縫い物とか裁縫が好きで子供が小さい頃は服などを作っていました。でもミシン出したりアイロン出したりが大変で。そんな時、友達に編み物は道具が少なくていいよ、って教えてもらったんです。本を読み漁ったりして独学で編み図を読み解いていきましたが、楽しくて赤ちゃんの帽子や靴下を作りためていました。
そのころは看護師をしていたので助産院で作品を販売したりして少しずつ紡ぎや織り、染めなどをやるようになっていました。

趣味から始めたことが今に至るわけですね。起業はいつされたのでしょう？

実は起業したのは今年の10月なんです。紡いだり編んだりの活動は仕事をしながらやっていました。活動10年の節目である今年、仕事をやめて起業したんです。