道東をもっと楽しむ Do-Life

MENU

ただのプロダクトブランドじゃない。1,2,3産業の集大成。ホワイトバーチ×イケダ

2020.11.26

こんにちは。DO-Life特派員マウラです。

みなさまご存知の通り、ここ北海道でもコロナ感染者が増えてきました。ということで今回は実験的に「リモート」での取材を試みました!!様々なことに対応しながらもみなさまに楽しんでいただける記事作りを工夫していきます!!

マウラ

さて。今回はマウラが最近力をいれている自社コラボブランド「ホワイトバーチ×イケダ」についてご紹介させていただきます。このブランドただの「物売り」ではありません。「産業」や「ものづくり」のことを商品を通して発信していくブランドです。今日はその仲間に集まっていただきました!!

林業、ものづくり、プロモーション。それぞれのプロが生み出すトライアングルブランドの流れとメリット。

 

マウラ

みなさん。こんにちは〜。

全員:こんにちは〜!!!

 

マウラ

「ホワイトバーチ×イケダ」は第一次産業の林業、第二次産業の制作、第三次産業の販売。このトライアングル(3者)で成り立っています。今は六次化なんて言って、第一次産業の人が商品開発や販路開拓など全て自社でやる場合も増えています。それができるにこしたことはないのですが、マウラが見てきた限りある程度の財力(人件費や設備代)がないと難しいこと、三次まで一貫してやると必ずその中に「苦手分野」が出てきて、必ずしも合理的ではない事も多いと感じています。
私たちは利益が少なくなったとしてもそれぞれのプロが結託してやる事で自分だけではできない事の可能性を見据えて活動をしています。

第一次産業(林業)担当の3名。

左から池田町協力隊としてきこりをしている川瀬さん。真ん中も同じく池田町協力隊できこりの福家さん。そして右は心のボス的存在の山本さん。山本さんは池田町の職員さんです。

続きまして二次産業担当の「白樺細工 工房ameiro」のお二人。

↑代表の嶋中さんと、、、

↑アクセサリー制作のToppyさん。お二人には以前「白樺細工体験」の記事でお世話になっています。

そして第三次産業(販売)担当のマウラ

十勝モチーフを商品にしたブランド「moritoki」を運営しています。

3者の流れとメリットを簡単に図式化するとこんな感じ↓

それでは早速みなさんにそれぞれの想いを聞いてみたいと思います!!

それぞれが尊重、尊敬できる関係性。だから成り立つブランド。

 

マウラ

こういう話って今まであまりしてきませんでしたが、林業のみなさまって仕事をしながらこのブランドに関わっている、と意識される事ってありますか?正直に答えてください(←怖い)。

山本さん

シラカンバを取り分けて嶋中さんに引き渡している時にそれは感じますよ。 嶋中さんやToppyさんがものづくりに集中できるよう素材を安

定供給しようと心がけています。

福家さん

シラカバを伐倒する際にはワイン城に商品として並んでいる樹皮製品を思い浮かべて樹皮を傷つけないように意識しています。

川瀬さん

打ち合わせや完成した商品を見た時、白樺を伐っている時に意識しますね。

マウラ

第一次産業の人ってお客様の顔が見えないことでモチベーションが低くなる、とよく聞くので林業の方たちはどう感じながらやっているのか気になっての質問でした。今後も林業の人たちの顔が見えるブランドにしていきます!!

 

 

マウラ

では『工房ameiro』さんに。自社ブランドを持ちながら『ホワイトバーチ×イケダ』というコラボブランドをやる理由ってなんですか?

Toppyさん

十勝の中でも白樺がより多く仕入れることが出来る池田町だからこそ、白樺の素材をふんだんに活用したクラフトブランドを作りたいと思っていました。

マウラ

ameiroさんの商品は樹皮をテープにした白樺細工の商品が多いですもんね。私もameiroさんの商品と被らないように、最初のころの商品開発は「白い樹皮」をそのまま使えるものにこだわっていました。

↓こちらが「白樺細工 工房ameiro」さんの商品。

↓こちらが『ホワイトバーチ×イケダ』の商品。

同じ白樺でもコンセプトが違うことによって使う素材も変わり、そのため商品のカラーも全く違うものに。

 

マウラ

今後は嶋中さんの技術が存分に発揮できる「白樺細工」も『ホワイトバーチ×イケダ』でお取り扱いしていきます!!

嶋中さん

私が新ブランドでものづくりをやりたいと考えたのは、池田町で山本さんたちが丁寧に間伐してくれた白樺を豊富に仕入れることができたことと、工房だけではなかなかできなかった「白樺らしさ」を前面に押しだした商品開発やプロモーションを共に手掛けてくれていたmoritoki真浦さんがいたからです。

山本さん

横から失礼します。 ameiroさんはこれまで原料調達、製作、販売と全て行ってらっしゃいましたが「安定して確保できる原料」と「ameiroさんの想いをお客さんに上手に伝えられる人」を見つける事が出来て、製作に時間を掛けられるようになったという点が大きいのではないかと私から見て感じています。ラジオ収録や新聞取材を思い出す限り、真浦さんがいらっしゃらなければ、ここまでの反響はなかったのではないか?と思いました。

 

マウラ

(´∀`=)テレ。
私は正直最近は自社ブランドmoritokiの動きが鈍っていたこともあって、工房ameiroさんの作る魅力的な工芸品によってmoritokiの存在を知ってもらえるようになったのはとても大きい出来事です。ameiroさんとの毎月の商品開発会議も楽しいし。

あとはずっと気になっていた「林業」というものが身近になったことは私の中でも財産となります。皆さんとお話ししてると今までスルーしてきていた自然のことや地球のことを考えるきっかけにもなっています。

マウラ

えー。宴もたけなわ、残りわずかのお時間となりましたが笑。協力隊のお二人に質問です。ご自身たちの役割ってなんだと思いますか?あと、乗っている車についても教えてください。

川瀬さん

安定した素材の供給。ただ、その素材は何でも良いわけではなくて、森づくりの過程で生まれる素材であることが重要だと考えています。 商品を作るために伐る、ではなくて伐った素材で商品を作る。100%理想通りにはいかない時もありますが、意識している部分です。

車はトヨタbBとトヨタタンクです。4人家族なのでちょうどいい大きさなんです。

福家さん

私の役割はズバリ山から素材を出す重要なポジション!!

乗っている車はスバル・レガシィツーリングワゴンです。フロントの顔が好きなのとサイズ感がちょうどいいんです。昔からレガシィが好きなんですよね。

山本さん

ちなみに私はフォルクスワーゲンのゴルフに乗っています。妻が独身の頃に車体の色が気に入って買ったと言ってた気がします。なので、私の意思は一切入ってません(笑)

皆さん。ありがとうございました!!

こんな感じで私たちはそれぞれの役割の元、お互いのことを尊重しながら『ホワイトバーチ×イケダ』というブランドを大切に育てています。

そんな『ホワイトバーチ×イケダ』の商品は現在、池田町の「ワイン城」で販売しています。

今後は他のお店やmoritokiオンラインショップでも展開予定。『ホワイトバーチ×イケダ』を通して林業のこと、十勝のこと、ものづくりのことを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。


ホワイトバーチ×イケダ(十勝モチーフブランドmoritoki)
フェイスブックページ
 moritokiフェイスブックページ

お問い合わせ moritokiオンラインショップの「お問い合わせ」よりお気軽にどうぞ

この記事もおすすめ