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『白樺細工 工房ameiro』で、十勝の白樺を使った特別なブレスレットを手作りしよう。

2020.4.7

こんにちは! DO-Life特派員マウラです。

 

マウラ

なが〜い冬を越えて春めいてきましたね。

北国の冬にはなんとなく縁(えん)が薄れてしまう植物。これからの緑の季節を待ち切れず、うずうずする気持ちを天然素材に触れることで解消することにしました。

十勝の白樺樹皮でブレスレット作り!!

ということで、本日は十勝の白樺素材で様々な作品を制作・販売している『白樺細工 工房ameiro』さんのワークショップにお邪魔することに。場所は「ものづくりと言えば、、」でおなじみの「ものづくりカフェ〜MISIN&EATS」。

↓こちらのブレスレットを作ります。白樺といったら白い樹皮を想像しますが、その内側の樹皮が細工には向いているそう。レザーと同じで経年でアメ色になっていきます。屋号『ameiro』の由来でもあります。

↓左が代表の嶋中さん。が、今回はブレスレット作りということでアクセサリー担当のToppyさん(右)が先生となります。

参加費の他にワンドリンクオーダー制。実は奥のコースターも白樺。『工房ameiro』さんの作品です。

 

ToppyさんがPCを使いながら説明。

あらかじめ用意してくださった白樺樹皮のテープ。今回は5mm幅ですがこれ全部手作業で1枚ずつ剥がしてカットしてるそう。

元はこれ↓

頭が下がります。大切に使わなくては。

ちなみに『工房ameiro』さんが使う白樺素材の全ては伐採後本来は捨てられてしまうものを利用しています。

では作業に戻りまして。テープを半分折りにし、、、

中心線に合わせて両サイドをまた折ります。

白樺樹皮はそれぞれ表情が違っていて全面が綺麗な肌色のものと、コルクと呼ばれる茶色い部分が残っているものがあります。コルクが付いているものは少々かたいのですがこれも素晴らしき天然素材の個性。マウラは均等にコルクの部分が入るデザインにすることにしました。

折った樹皮テープを指示通り組み合わせると土台になる部分ができます。

専用の道具を使ってパーツをひたすら組んでいく、という作業。この専用の道具の柄(え)の部分も白樺でオリジナルで作ったそう。抜かりなし!!

なんせ5mm幅。「小さすぎて目が寄る〜!!!」

みなさん黙々と作業されています。この集中する感じがものづくりの良さ。頭がスッキリしてくるのがわかります。

何度か白樺細工を作っている参加者もいてスピーディー。

白樺細工常連さんが以前作った名刺ケース。1番皮、2番皮によってここまで色合いが変わってくるそう。素敵ですねー。

恵庭から3度目の参加者さんはなんせ木のものが好きで、山葡萄のツルのカゴバッグを持っていました。

緻密!!これは購入したものだそうですが一生の宝物ですね。天然素材はやはり人工物では出せない存在感や優しさがあります。

みなさんとゆったりまったり木について語らううちに、、、

ブレスレットができました!!!間に入ったコルクがいい感じ。

サイズもぴったり。黄色いマウラの肌にもよく馴染みます。

全参加者の作品。大きさ、色、膨らみ感。それぞれに個性があります。白樺も喜んでる!!!

白樺を余すことなく使いたい。

作り終わって落ち着いたのでお二人にお話をお聞きすることに。

 

マウラ

なぜ白樺の素材で作品を作ろうと思ったんですか?

嶋中さん

白樺って北海道の人は好きだと思うのですが実はあまり活用されていないんです。その白樺を余さずどこまで使えるのか、今もその挑戦中なんです。

マウラ

具体的に白樺でどんな事をしてるんですか?

Toppyさん

イラストで表現してみたのでご覧ください。

Toppyさん作のイラストがこちら↓

 

Toppyさん

今は皮を使って白樺細工で小物やアクセを作ったり、木材に関しては他の作家さんにお願いして人形や木工品などを作ってもらっています。

嶋中さん

白樺での草木染めや灰を使った白樺の釉薬(ゆうやく)も開発段階ですね。他に「白樺衣食住プロジェクト」という団体に所属していますがそこでは樹液を使ったスープの販売もしています。

マウラ

本当に余す事なく、ですね!!

嶋中さんたちはただ作品を作るだけではなく、現場に出向き切り出しなどの作業も積極的に行なっています。

こちらは樹液採取。綺麗ー。

林の所有者の方たちとの信頼関係を築いているからこそできる『工房ameiro』さんの白樺事業。誰にでも真似できることではありません。

その真摯な姿勢は嶋中さんの作る作品にも現れているのでファンも多数。

一生物の宝物を生み出せる仕事って羨ましいと思いました。

誰かを乗せるために選んだ車。

さあここで。お二人にも車についてお聞きします。

 

マウラ

車は何に乗られていますか?

嶋中さん

日産のキューブに乗っています。購入した頃は朝野球やフットサルをしていて仲間とどこかに行きたいと思って、コンパクトだけど広々しているキューブにしました。

Toppy

私は主に子供の送り迎えなんですけど日産のセレナに乗っています。イベント出店時なんかは大きい車はやはり荷物を載せるのに便利ですね。

ここだけの話、マウラは極力人を車に乗せたくなくてジムニーでラッキーと思っているタイプなので、「誰かを乗せるため」に車を選んだお二人が仏に見えました。

高級じゃなくても「特別」な逸品。

今は安く簡単になんでも手に入る時代。

でも、天然素材で作られらものは一つとして同じものはなく、たとえ高級じゃなくても「特別」なんです。そこに人の手が加わればなおさら。

皆様も白樺細工のワークショップで「特別」を作ってみませんか?イベントスケジュールは下記フェイスブックページよりご確認ください。


白樺細工 工房ameiro

フェイスブックページ 白樺細工 工房ameiro

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