こんにちは♩DO-Life記者のmakaです!
今回は、帯広市で開催されたパラスポーツ体験会にお声掛けいただき、息子たちと参加してきました! パラスポーツ体験会は、年に3回ほどよつ葉アリーナ十勝で開催されている、障害のある方と健常者が共に楽しめるイベントです。
とっても楽しい1日になりましたので、その様子をレポートさせていただきます♩
誰でも参加OK!みんなで楽しむパラスポーツ体験会!
12月の日曜日、よつ葉アリーナ十勝でパラスポーツ体験会が行われると聞き、息子(小5・小3)と一緒に参加してきました!
今回お誘いいただいたのは、北海道十勝で電動車いすユーザーの発信者として活動する千葉絵里菜さんです。絵里菜さんは、FM JAGAの みんなのいろ という番組でラジオパーソナリティをされていたり、自身のYouTubeチャンネルで障害との向き合い方を発信していたり、十勝を拠点に多方面で活躍されています。
この度はイベントにお声かけいただき、本当にありがとうございます。パラスポーツは私も息子たちもこれまでに経験がないのですが、体験できるのを楽しみにしてきました!
こちらこそ、本日は来てくださりありがとうございます。パラスポーツ、あまり馴染みがないですよね。今日はそんな方にも楽しんでいただけるようなイベントをたくさんご用意しています。
まずは楽しい時間を過ごしていただけたらと思いますので、ぜひ色々と挑戦してみてくださいね!
絵里菜さんの声かけで、さっそくパラスポーツに挑戦しにいきます♩
パラスポーツ初体験!誰もが一緒に楽しめる時間。
まずはボッチャに挑戦!ボッチャは、障害の有無に関わらず老若男女誰でも楽しむことができるスポーツとして注目されている競技です。
簡単に説明しますと、チームごとにボールを投げ合い、どれだけ的に近づけられるかで得点が決まるカーリングのようなスポーツです。
ボッチャ初挑戦の息子たち。ボッチャの選手やボランティアの方が丁寧に教えてくださり、子供たちもかなり真剣に。
初めてお会いする方々とチームを組んでスポーツを楽しみ、大人も子どももついつい本気になってしまいます。
結果は息子たちのチームが勝ち、大満足な様子です♩笑 すかさず、もう一回やりたい!!と、何度も挑戦しとっても楽しんでいました。
迫力満点!車いすバスケットボールの試合観戦!
ボッチャを楽しんだあとは、この日の大イベント車いすバスケットボールの試合が始まり、子供たちと観戦にいきました!
このイベントのために札幌のチーム「Hokkaido Adaptive Sports」と旭川のチーム「旭川りばーず」が十勝に来てくだいました。
車いすバスケットボールは初めて観たのですが、想像以上の大迫力のプレーで知らず知らずに大きな声で応援していました。
車椅子が転んでしまう場面にも、自力でグッと起き上がったり、チームメイトが駆け付けたり・・・ひやっとするシーンでも逞しい選手たちに、観客も大興奮で観戦していました!
試合後には体験会もあり、息子たちは興味津々。やりたい人〜!と聞かれると、直ぐに手を挙げて参加させていただくことになりました。
さっきまでプレーしていた選手に教えてもらい、とっても嬉しそう。近くで見る選手はとってもかっこよかったです。
シュートを教えていただき、順番に実際にシュートをしてみると・・・
全く届きません!笑 足のバネを使うことができないので、腕の力だけでコントロールしてゴールを狙います。その難しさを知り、参加した方たちはみんなびっくりしていました。
車いすに乗るのも初めての体験。思ったよりもクルクルと自由に動き回ることができたようで、もっと乗っていたい!と名残惜しそうでした♩
息子たちには初めての体験ばかりですが、心から楽しんでいるのが伝わります。
他にも色々なパラスポーツが体験できる!!
他にも、電動車いすサッカーや車いすテニス、車いすソフトボールなど、パラスポーツをたくさん体験させてもらいました!
サッカーでは、通常のサッカーボールよりも大きめのボールをドリブルしますが、車いすを操作してのパスは一苦労で、電動の車いすの動く速さにも驚きです。
息子たちは、あれをやってみたい!これをやってみたい!と、終始楽しそうにしていましたよ♩
最後はみんな一緒に、車いすリレー!
最後には、会場に来ていたお客さんやボランティアの方々も大勢交えた車いすリレーが開催されました!
4つのチームに分かれ、真剣勝負。絵里菜さんはチームのリーダー。それぞれのチームで作戦会議が念入りに進んでいきます。絵里菜さんはアンカーでの出場になりました!
ルールや操作を確認し、子供たちも気合い十分。会場内はドキドキした空気で笑顔が溢れます。
4チームでスタートです!
よーいどん!大人も子供もみんなで歓声を送り、交代時にベルトが外れなかったり、交代場所を通り過ぎてしまうハプニングも!本当に盛り上がり、とっても楽しめました。
優勝したのはサッカー用の電動車いすでアンカーを務めた町田さんチームでした!その速さに『速すぎる〜!』『いいな〜!』と、会場は大盛り上がりでした!
全ての体験が終了し、親子共々とっても楽しい1日になりました。イベント終了後、絵里菜さんにお話を伺いました。
帯広でパラスポーツをもっと身近に!
本日はありがとうございました。何より息子たちが毎週ここに来たい!と言うほどに楽しんでいました!素敵なイベントにお誘いいただき、本当に感謝です。
こちらこそ、楽しんでいただけたようでとっても嬉しいです。実際にパラスポーツを体験して、いかがでしたか?
パラスポーツと聞くと、今までは少しハードルが高いものに感じていました。ですが実際には、スポーツを通して交流することでその気持ちは直ぐになくなり、とても楽しい時間を過ごせました。
また、初めて会う方たちとその場でチームを組んでスポーツに打ち込むということも、とても新鮮でした。障害の有無を忘れてしまうくらい一体感のある会場に、夢中になっていました!
ありがとうございます。パラスポーツのことを知っていただけて嬉しいです。パラスポーツは障害のある方だけのものと思われがちですが、実はどなたでも楽しんでいただけるスポーツなんですよ♩
このイベントを通して、パラスポーツをより多くの方に知ってもらい楽しんでもらうのと同時に、車いすユーザーの私たちのことももっと身近に感じていただけたらと思い企画しています。
絵里菜さんの言うように、スポーツを通じて会場にいた皆さんとの距離がグッと縮まった気がします。特に子供たちにとっては、車いすユーザーさんとの交流は初めてでしたが、びっくりするほど自然に打ち解けていました。
このような企画は、来年以降にも定期的に開催していきたいと考えています。この交流を通じて、障がいの有無に関係なくお互いをもっと身近に感じ、日常生活からナチュラルに理解し合える関係を広めていくことが目的です。
次回のイベント開催時にも、大人も子供もたくさんの方に参加していただけたら嬉しいです。ぜひお友達やご家族、みなさまでの参加をお待ちしています♩
そう言う絵里菜さんの言葉から、まっすぐな想いが伝わってきました。
人と人を繋ぐ発信者に。絵里菜さんの想い。
私にとっても子供達にとっても、初めての体験が多く貴重な1日を過ごせました。最後になりますが、絵里菜さんの今後の目標を教えてください。
そうですね。外見が同じ人が一人もいないように、障害の有無もまた一つの個性です。もちろん私たちには大変な時や助けが必要な時もあるけれど、気持ちは何も変わらないし、一緒に出来ることもたくさんあります。
障害の有無に関わらず人と人が繋がれる場所を今後の活動のなかでたくさんつくり、気軽に声をかけ合えるような社会にできたらと願っています。
実は、絵里菜さんは2024年に出産を控えており母になります。今後は母としての一面も発信しながら、障害者ならではの着眼点で様々な可能性に挑戦していきたいといいます。
出産に伴いFM JAGA みんなのいろ は一度お休みになりますが、産後落ち着いた頃に再開予定です。その間にも、SNSでの発信は続いていきますのでぜひみなさんもフォローしてみてください!きっとこれまでの価値観が覆される、人と人との向き合い方が見つかりますよ♩
千葉 絵里菜(ちば えりな)
北海道帯広市出身 1994年生まれ
FM JAGA77.8 みんなのいろ ラジオパーソナリティをはじめ、YouTubeやSNSで車いすユーザーとして情報を発信。2024年には第一子を出産予定。今後は障害のある母として、さらに視野を広げて活動していきたいと意気込む。
Instagram @emerys_official