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こども心くすぐる秘密基地@アトリエレゴット十勝音更校

2024.3.1

こんにちは!DO-Life記者のmakaです♩
今回は素敵なアトリエを見つけたので、ご紹介します。

音更町のとある小道を曲がった角にある建物。音更町出身のmakaですが、以前からここはなんだろう?と気になっていました。

中に入ると子どもたちの賑やかな声が聞こえてきます。その中心にいらっしゃるのはアトリエレゴット十勝音更校のわこ先生です。

 

maka

はじめまして。きょうはお邪魔させていただきありがとうございます。子どもたちが賑やかで可愛いですね。とても素敵な空間ですが、ここはどんな場所なんでしょうか?

わこ先生

本日はお越しいただきありがとうございます。ここは、全国に18箇所ある絵画造形教室『アトリエレゴット』の十勝音更校です。

わこ先生

絵画教室というと少しお堅く聞こえてしまいますが、ご覧の通り個性豊かな子どもたちがのびのびと過ごせる秘密基地のようなアトリエなんですよ。

maka

実は以前から気になっていたんです。ここはアトリエだったんですね。本当に秘密基地のようですね。どんな教室なのか覗かせてください!

わこ先生

もちろんです!アトリエでの活動は週ごとにテーマが変わりますが、2月の第一週のきょうは描写。子どもたちの豊かな感性を楽しんでいってくださいね。

アトリエレゴットは、クラスごとに月に3回ほど活動が行われています。週によりテーマが変わり、こども心をくすぐるいろいろなカリキュラムが組まれます。一週めの今日は、本物のイワシとめざしと睨めっこする描写がメインのカリキュラムです。

子どもたちは本物のお魚にびっくりするのかな?と思っていたのですが、アトリエレゴットの生徒さんたちはさすがです。みんな迷わず手に取りイワシとめざしと睨めっこ。

「よーく見て。キラキラしてたり、模様も少し違うでしょ?」「ほんとだ!イワシのほうが太ってるね!」まずはじっくり観察。

どの子もお魚に興味津々。子どもたちのワクワクが伝わってきます。

わこ先生が見守るなか、つぎつぎ描き始める子どもたち。そのペースは様々で、みんな思い思いに描きます。

「うわぁ〜すごい。おなかがふっくらしているところが上手に描けてるね。」「色がおもしろい。芸術家さんだね。」子どもたちがのびのび描く理由は、わこ先生の声かけにあるようです。

近くで覗いてみると、色も形も雰囲気も一人一人まったく違うんです。二匹ずつ渡ったおなじようなお魚が、子どもたちの目には色とりどりに写っている模様。それぞれの感性によって、真っ白な画用紙にいろいろなお魚が生まれていきます。

個性が光るお魚たちに、忘れていた子どもの頃のワクワクがふわっと蘇るようでした。

「さいごはこの特別な銀の絵の具で仕上げましょう。お外に出ると太陽さんの光にキラキラするから見てみてね。」

仕上げに丁寧に丁寧に銀色を乗せて、特別なキラキラの絵の具に嬉しそうな子どもたちでした。

さらに驚いたのは、先生このお魚お家で食べていい?と何名かが家に持ち帰ったこと。この週夕飯がひたすらにイワシとめさじだったわこ先生は、グリルで焼くと美味しいよ。とおすすめして快くお土産にしていましたよ。

それぞれの楽しみ方で心ゆくまで過ごし、レッスンはおしまいです。アトリエレゴットでは、終わる時間もさまざま。じっくり時間を目一杯使う子もいれば、早く描き終えて自由に創作をはじめる子。わこ先生が淹れる“ばんばら茶”を楽しみに待つ子も。

子供たちにとってアトリエレゴットは、自分が一番自分らしくいられる場所なのかもしれません。賑やかな子供たちが、さようなら!と帰っていったあと、わこ先生にお話を伺いました。

 

maka

子供たちからドキドキが伝わり、なんだか自分の子どもの頃を思い出してしまいました。みんなとてものびのび描いていましたね。

わこ先生

そうなんです。アトリエレゴットは、絵を上手に描くことや技術を学ぶことよりも、子どもたちがそれぞれに持つ感性をのびのび育むことを大切にしている教室なんですよ。

maka

たしかに本物のお魚を使った制作活動は、なかなか思いつかない貴重な体験ですよね。子どもたちの感性が際立っていましたね。

わこ先生

全国のアトリエレゴットで同じカリキュラムが週ごとに組まれるのですが、主に4つの分野に分かれてつくられます。今週は『描写』ということで、お魚さんに一役かってもらいました。

アトリエレゴットでは、まずは楽しみながら制作の中で自然と技法や知識が身に付けられるように主に『想像イメージ活動』『描写』『半立体・技法』『2週通しての工作』4つのプログラムでさまざまなカリキュラムが組まれるそうです。

 

わこ先生

なかでも想像・イメージする力は、大人になってからもいろいろな場面で力になってきますよね。子ども時代にたくさん培ってほしいと願っています。

maka

本当に素晴らしい方針ですね。子どもたちにとってこんな素敵な場所が音更町にあったなんて、なんだか誇らしいです♩アトリエレゴットを十勝ではじめたきっかけを教えてください。

わこ先生

ここは私の娘がはじめた教室なんですよ。自分の子どもに絵を習わせたいと思ったときに理想の教室がなく、十勝の子どもたちに創造の楽しさを伝えたいという思いで始めました。

わこ先生

いまは娘はさらなる勉強に出ておりますが私と、平日にきてくれるアシスタントの先生のふたりで教室を開いています。若いころから美術に親しんできた私は、子どもたち教えることが一つの夢でしたので今が何よりの幸せです。

maka

そんな背景があったんですね。絵画造形に対する思いと子どもたちを想う気持ちが伝わりました。

わこ先生

現在アトリエでは生徒さんも募集しています。絵が好きな子や、自分を表現したい子、何かをはじめたい子。もし興味があれば、自分らしさを見つけに遊びにきてくださいね。

わこ先生と話していると、明るい気持ちになり元気がもらえます。

アトリエレゴットには、今も自身の夢を叶えながら子どもたちに夢を与えるわこ先生と、個性豊かな子どもたちが待っています。

気になる方はぜひ一度レッスン体験に足を運んでみてくださいね。

4月には、帯広市の mint cafe で展示会も開催予定だそうです。詳細はこれからになりますが、instagramでお知らせされますのでぜひチェックしてみてくださいね♩

日常から少し離れ芸術に触れる時間は、大人も子どももきっと癒されます。


 

アトリエレゴット十勝音更校  家常 和子(いえつね わこ)

・幼少クラス(年中4歳から小学6年生)月3回
・キラキラクラス(障がいのある方のクラス)月2回

月曜日‥16:30〜17:5
火曜日‥17:20〜18:40 
水曜日‥16:30〜17:50 
金曜日‥17:20〜18:40
土曜日‥10:30〜11:50/13:00〜14:20
*時間・内容が生徒さんによりそれぞれです

TEL 090−9084−6555
Instagram @atelier_leggodt_tokachi

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