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帯広の人気温泉施設「ひまわり温泉」。モール温泉とサウナで十勝・日帰り癒し旅を楽しんで

2026.9.18

こんにちは、DO-Life記者のMadokaです!

十勝ドライブのとっておきの楽しみ方があります。それは――世界的にも希少な泉質といわれているモール温泉に浸かること。

帯広は、天然のモール温泉を楽しめる温泉施設が点在するまちなんです。

今回訪れたのは、帯広市の住宅街にある「ひまわり温泉」。2025年に支配人に就任した沢本さんに館内を案内していただきながら、温泉での楽しみ方をご紹介します!

地元の人に親しまれる「ひまわり温泉」

ひまわり温泉があるのは、帯広市の閑静な住宅街。グレーでシックな佇まいに、長く親しまれてきた時間の流れを感じさせます。

年季の入った建物には、丁寧な装飾や手入れされた跡がところどころにみられます。温泉ツウなら外観を見るだけできっとこう思うはず。――地元に愛されている温泉だ、知る人ぞ知る穴場スポットに違いない、と。

期待を胸に建物の中に入ると、沢本さんが明るい笑顔でお出迎えをしてくれました。

 

沢本さん

支配人の沢本です。今日はよろしくお願いいたします!

Madoka

本日の取材、よろしくお願いいたします。ひまわり温泉の良いところをたくさん紹介させてください。

赤と紺のコントラストが映えるひまわりの暖簾をくぐり、さっそく温泉へと案内してもらいました。

お肌しっとりすべすべ。モール温泉を満喫

広い浴場内には、電気風呂や泡風呂が十分なスペースで確保されています。

 

Madoka

洗い場の数が多くて、ゆっくり洗うことができますね。特に女性はタイミングによって洗い場が混みやすくなるので、余裕を持って使えるのはうれしいです。

外に出ると、自然を感じられる囲いの中心で露天風呂がお待ちかね。設置されているテレビを見たり、ベンチに座って温まった体を外気にあてたりと、思い思いの過ごし方でリラックスできます。

 

沢本さん

ここは、たまに野生のリスも遊びにくるんです。運が良ければ、見られるかもしれません。

Madoka

ここは住宅地の中なのに、すごい!周りに緑が多い証拠ですね。

温泉好きの方は、泉質についても気になるところではないでしょうか。

十勝・帯広のモール温泉は、植物由来の有機物を含むのが特徴。透き通った琥珀色の湯は、肌触りがなめらかで「美人の湯」とも呼ばれています。

十勝にはこの希少なモール温泉を求めて全国各地から人がやってきますが、ひまわり温泉が愛されている理由は温泉だけではありません。

 

沢本さん

ひまわり温泉はサウナ、そして熱波サービスにも根強いファンがいるんです。

ひまわり温泉には、セルフロウリュを楽しめるフィンランド式のサウナがあります。そして、サウナ好きからアツい支持を得ているのが『熱波』。

 

Madoka

熱波というのは、サウナの中で風を送るサービスのことですよね?

沢本さん

そうです。サウナストーブに水をかけ、一気に湿度を高めます。そして、その風をお客様に送るんです。

Madoka

なるほど!それは汗をかいてスッキリしたいサウナ好きにはたまらないですね。

ひまわり温泉には何人もの熱波師がいて、不定期で熱波サービスを行っているそうです。施設内に並ぶ写真からも、その熱意と熱気が伝わってきます。

 

沢本さん

何人かは熱波師の資格を持っています。なかには、ものまねをしながらロウリュをするユニークな方も。サウナを楽しみにたくさんのお客様に来ていただいています。

広々とした脱衣スペースには、ドライヤーや鏡もしっかりと備えられています。子どもを少し待たせたいときや、休憩したいときに腰掛けられる木製のベンチも便利。

脱衣室は、清潔で細かな配慮が行き届いています。よく見ると、かわいらしいアイテムもちらほら。

 

沢本さん

これは“ひまわり坊や”というキャラクターで、今アルバイトしてくれている大学生がデザインしてくれたんです。

使いやすさを少しずつ見直しながら、スタッフのアイデアも取り入れているひまわり温泉。こうした小さな工夫が、館内にちりばめられています。

湯上がりも館内を楽しもう

温泉とサウナで体を温めたあとは、館内でもう少しのんびり。

ひまわり温泉には、受付カウンターの奥にゆっくり過ごせる休憩スペースがあります。

 

Madoka

広いですね!気兼ねなくゴロゴロできるのが、なんだか温泉らしくて落ち着きます。

沢本さん

入口の近くだけ利用して帰られる方も多いんですけど、奥にもいろいろあるので、ぜひこっちまで来てほしいんです。

休憩スペースの周りには、駄菓子コーナーやゲーム、マッサージチェアなどが並んでいます。

そして、温泉といえばやっぱりこれ。卓球台も発見しました。

 

Madoka

ひまわり温泉の雰囲気に合っていて、すごくいいですね。

沢本さん

たまに卓球大会もやっているんですよ。普段も、無料でラケットなどを貸し出しています。

温泉に入ってすぐ帰るのもいいけれど、湯上がりにゴロゴロしたり、駄菓子を選んだり、久しぶりに卓球をしてみたり。ついつい長居してしまうような居心地の良さがここにはあります。

昔ながらだけど、どこか新しい。その理由は?

館内をぐるりと案内してもらうと、改めて「昔ながら」と「新しさ」が共存していることが気になりました。

 

Madoka

全体的に、昔ながらの懐かしい感じと新しさが混ざっていますよね。『昭和レトロ』のような。あえてそういう雰囲気にしているんですか?

沢本さん

今あるものを大事にしながら、新しいものを入れたくて。

Madoka

なるほど。新しい試みに挑戦しつつも、昔からあるものを残した結果、この風情ある雰囲気になっているんですね。

今ではひまわり温泉の先頭に立って舵取りをしている沢本さんが、支配人に就任したのは2025年12月。それまでは約5年間、ひまわり温泉でアルバイトとして働いていたのだそうです。

支配人になってからは、スタッフと相談しながら、さまざまなアイデアを少しずつ形にしてきました。

先ほど紹介した赤と紺の暖簾や、脱衣室で見つけた「ひまわり坊や」のロッカータグもそのひとつ。館内にはスタッフによるDIYや装飾があちこちに施されています。

世代も立場もさまざまなスタッフの声が、ひまわり温泉のあちこちに生かされていると、沢本さんはいいます。

 

Madoka

支配人になってから、お客様からの反応に変化はありましたか?

沢本さん

『館内が明るくなったね』と言っていただくことが増えました。若い方や、遠くから来てくださる方も増えたと思います。

昔から通う人の日常にありながら、新しい人も訪れる場所へ。ひまわり温泉は少しずつ変化を続けています。

しかし、その歩みは決して順調なことばかりではありません。

沢本さんが支配人に就任して間もない2026年1月、ひまわり温泉のメインボイラーが故障。真冬の十勝で温泉を十分に温められないという、大きなトラブルに見舞われました。

 

Madoka

支配人になってすぐの出来事だったんですね……。かなり不安も大きかったのではないですか?

沢本さん

長く働いているスタッフもすごく元気をなくしていて。その人の前では、私も絶対にボロボロの顔はできないと思いました。“大丈夫だから、何とかするから”って。

ボイラーの交換には多額の費用が必要となり、ひまわり温泉ではクラウドファンディングも実施。多くの人から支援が寄せられ、ボイラーは同年4月に復旧しています。

大きな出来事を乗り越えた今も、ひまわり温泉では新しい取り組みに次々とチャレンジしているそうです。

 

Madoka

これから、ひまわり温泉をどんな場所にしていきたいですか?

沢本さん

ただ温泉に入って終わりではなくて、子どもたちも含めて、全世代の方に『こんな楽しいことがあった』って記憶に残る温泉施設にしたいと思っています。

Madoka

ここは、地域の人が集まったり思い出をつくったりする場所にもなっているんですね。

沢本さん

そうですね。憩いの場になったり、人が集まったり、楽しい思い出をつくったり。地域の皆さんと一緒に盛り上がっていける場所にしていきたいです。

館内をぐるりと巡ってみると、「お風呂に入って帰るだけではもったいない」という沢本さんの言葉にも納得です。長く地域に親しまれてきた温泉の良さを残しながら、新しい楽しみも少しずつ増えている「ひまわり温泉」。

次の十勝ドライブでは、地元の人の日常に少し混ざるような気持ちで、ゆっくり立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


ひまわり温泉
住所 北海道帯広市西11条南32丁目7-2
営業時間 11:00~23:00(変更になる場合があります)
入浴料金 大人500円、小学生150円、幼児80円
 ※2026年10月1日以降は、料金が変更になります。
駐車場 あり

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