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たまには列車ネタを!「SL冬の湿原号」に乗りに行こう!

2017.1.30

道東の皆さんにはもう常識かもしれませんが、道東地方の人は列車のことを「汽車」といいます。
例えば列車で通勤・通学することを「汽車通」など。
それに対し、道央圏や本州の人達は列車を「電車」という言葉で呼んでいます。

この違いの理由は……。

他の地域の列車は電気で動いているので「電車」と呼ばれますが、道東地域の列車はディーゼルエンジン式なので「汽車」と呼ぶのです。
地域によって使われている列車の種類や仕組みの違いが、このような呼び方の違いを生むのですね。
……これってちょっとした豆知識ではないでしょうか?

 呼び方の「地域差」を実感したとき

愛知県に住んでいる私の甥が釧路に来た時、私たちが列車のことを「汽車」と言っていると、
「電車だよ!!」
と怒られてしまいました。おそらく私たちが、言い間違いや勘違いをしていると思ったのでしょう。

本州と道東にこのような違いがあるのは分かりますが、どうやら同じ道東内でも呼び方の違いがあるようです。なんでも最近の若い人は「汽車」のことを「JR」と呼んでいるのだとか。……また少し列車の呼び方事情が複雑になってしまいますね。

このように同じ道東内でもいろいろな違いがあります。そんなちょっとした「へぇ~」をこれからも探してみたいと思う出来事でした。

いつもは乗れない汽車がある!「SL冬の湿原号」に乗ろう

さて、ここからJRネタなのですが、毎年1月下旬~2月の週末限定で、釧路⇔標茶の「SL冬の湿原号」が運行される予定です。
(2月2週目は7日間、それ以降は木曜~日曜運行しています。)

釧路駅と標茶駅を入れて計6駅、約1時間半の旅。

乗車中のサービスもかなり充実しています。
車内限定のグッズや、飲み物、お弁当などの販売、写真を撮るときのための記念フレームの貸し出しなど。
レトロでロマンチックな車内には、昔ながらのダルマストーブが設置されており、車内販売で買ったスルメをその上で焼いて食べることもできるのだとか。

聞くだけでわくわくしてきますよね。

そして、普段回収されてしまう切符ですが、「SL冬の湿原号」では、乗車記念ということで、1乗車につき1人1枚乗車証明書をプレゼントしているそうです。なんと、上りと下りで柄が違います。鉄道ファンでなくても、これは嬉しい心遣いですよね。

最後に。気を付けてほしいのは、全席指定だということです。

釧路⇔標茶間で、片道乗車券1,070円+指定席券820円→1,890円かかります(子供は半額料金です)。指定席券は全国の主なJRの駅で購入できるそうなので、先に手に入れておくといいかもしれません。
※参考URL:http://www.jrkushiro.jp/sl2017/

私は一度も乗車したことがないので、この冬こそは乗ってみたいです。
皆さんも是非、絶景と独特の雰囲気を味わいにいらしてみてはいかがでしょうか?

駅や車内の風景をカメラに収めたいという方は、寒さ対策を忘れないようにしてくださいね。


釧路トヨタの社員が記者として、くるまやくらしを通じて感じた道東エリアの魅力を伝えるWebマガジン「DO-Life

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