こんにちは! DO-Life特派員のマウラです。
一眼レフカメラなら素敵な写真が撮れると思って買っちゃったけど、全然使い方わからなーい…。
という一眼レフあるあるな人の為に、風景を撮る際の簡単な設定と、十勝のおすすめ撮影スポットをご紹介いたします。
とか言ってるマウラも、一眼レフを持ち始めてかれこれ10年というのに、撮るのは食べ物オンリー、レンズも単焦点オンリーな、一眼レフを使いこなせていないうちの一人。
こちらがマウラの持っているカメラとレンズ。
カメラは「Canon EOS 50D」レンズは50mmの単焦点(左)と18-55mmの広角(右)と18-200mmのなんだろうこれ(中央)。レンズの先のカパッがよくわからなくて一度も使ってないやつです(笑)。
と、まあこんな感じで何mmの意味とか、カパッの役割すらわかっていない、カメラに関してはど素人レベルのマウラ。こんなマウラが流石に一人で美しい風景など撮れるわけもないので、今回は助っ人をお呼びしました。
後ろ姿で登場のNさん。(もうすでに撮影スポットでスタスタ置いてかれています)
Nさんは一応公的機関の職員さんなのでお顔も名前も非公開とさせていただきますが、数々の写真コンテストで入選はもとより、グランプリも取ってしまう凄腕の写真愛好家さんです。そんな人に教えてもらえるなんて、ラッキー!!
撮影スポット:六花亭 中札内美術村
では。早速一つ目の撮影スポットをご紹介しましょう。十勝の皆様ならご存知の方も多い『六花亭 中札内美術村』。今のシーズンはここの並木の紅葉が綺麗、という事でNさんおすすめの場所です。
十勝の施設はとにかく芝生が広い(笑)。
重い機材を持ちながらも、Nさんは相変わらずスタスタとマウラを置いていきます。
ここが1本目の撮影スポット。↑こちらはスマホで撮っています。
最近のスマホってほんと綺麗に撮れるから一眼レフいらなくなりますよね。
なんて身も蓋もないない事を言い出すマウラを横目に、Nさんはご自分のカメラのセッティングを始めました。
煽り気味で撮るようです。
ワタシはどのレンズを使えばいいですか?
遠慮なくNさんの撮影の邪魔をします(笑)。
200mmのがいいと思います。
初めての「カパッ」登場。
とりあえずワタシのカメラの設定だけ教えてください
という事で教えてくれたのがこちら。「カメラの事全くわからない」という人向けに簡単に説明させていただきますね。
「F」はいわゆる背景が「ボケる」か「ボケない」か。で、この数値が低くなるほど背景がボケます。例えばマウラは食べ物を美味しそうに撮る時とかは食べ物にピントを当てて背景はぼかしたいので「F3.2」とかにします。今回は「風景」で割と広くピントを当てたいので「F22」と高い数値になっています。
そして「ISO」ですが、、、うーん。説明が難しいのですが。簡単に使い分けるなら「暗い場所では高く、明るい場所では低く」という設定。ISO100は相当低くて少しでも暗いとシャッタースピードが遅くなりブレブレになるので、ISOが低い時は三脚の使用をおすすめするそう。
「じゃあISO高くすればいいじゃん」と思いますよね? ワタシもそう思いました。でもISOを高くすると、簡単に言えば撮れる写真の画質がザリザリになります。つまり、あまり美しくない、ということ。多少ザリザリでも「三脚持ってない」という人は暗いところではISOを1,000以上に設定するとブレにくい写真が撮れます。
そのほかを説明するとちょっと難しくなってくるのであともう一つだけ。中央右よりの「雲」みたいなマークありますね。これは「曇り」の設定にしています。ほかに「晴れ」の設定とかもありますが、
「曇り」にしておくと温かみのある写真が撮れる
とのことでした。これ割と大事かも、って思いました。実際↓この写真が「晴れ設定」で撮ったもの。
で、↓こちらが「曇り設定」で撮ったもの
明らかに違いますね。「曇り設定」の方が温かみのある写真になりました。
こんな簡単な事でちょっと素敵な写真が撮れるんですね。
縦構図はこんな感じ。
おー!!それっぽく撮れてるー(デザイナーと言う能力を生かして編集のチカラで色は相当持ち上げました笑)!!ちょっとだけ風景撮影が楽しくなってきたマウラ、、、
違う構図にもチャレンジ(デパートでおもちゃを買ってもらえなくてゴネてる子供のよう)。
撮れた画像を確認(「わがまま言うならもう連れてこないからねっ!!」とお母さんに怒られてショボンとする子供のよう)。で、撮れたのがこちら。
ドラマチックー!!!。こちらは奥をぼかしたかったので「F」の数値を下げました。
と、こんな感じでレンズの種類すらあまりわかっていなかったマウラでも、設定をチョチョイといじるだけでなんとなく良さげな風景写真が撮れました。
で、N師匠の作品はと言うと、、、
(くーーーー!!レベルの差を見せつけてきよった!!おとなげない!!)
そしてもう一つ
(くーーーー!!優しい!!!優しすぎる!!写真に性格が出てるっ)
ちなみに申し遅れましたが、「六花亭 中札内美術村」の今期営業は終了してしまいました。営業再開は2020年4月下旬予定。春も夏も素敵な並木ですので楽しみにお待ちくださいね。
六花亭 中札内美術村
住所 北海道河西郡中札内村栄 東5線
ホームページ http://www.rokkatei.co.jp/facilities/
撮影スポット:山の風景が撮れる岩内仙峡
続いて訪れたのは「岩内仙峡」。
十勝と言えば「平野」のイメージですが、ここは「十勝っぽくない山の風景」だと個人的に思っています。
↑先ほどの設定のままなのでサクっと撮っても結構良い感じ。
でも、先ほどよりちょっと暗くなったので設定を少し変えました。
↑ISOを250にあげ、差し込んだ太陽の光が強めだったので他も微調整。で、こんな感じの写真が撮れました↓
夕方の物寂しい雰囲気が出てます。他にも一度は撮ってみたかったこんな撮影方法まで教えてくれました。ジャーン!!
↑名付けて「滝のザー」です(←語彙力なさすぎ)。これはISOを極限まで低くしてシャッターを切るとシャッタースピードが遅くなる事を利用した撮り方。ただ、シャッターが開いてる間は微動だにできないのでやはり三脚の利用をおすすめします。ちなみにマウラは三脚が面倒だったので息を止めて撮りました。
ではN師匠の作品を。
(くーーーー!!あったけぇ。。。マウラみたいに小賢しい編集とかしなくても魅せるあったかさだ。。。
「岩内仙峡」は緑もあり、滝もあり、ちょっとした池もあるので様々な自然の表情を撮ることができます。
岩内仙峡
住所 北海道帯広市岩内町西1
ランドクルーザープラドは手が出せる価格帯
さて。N師匠にももれなく車について聞いちゃいます。
N師匠の乗ってる車、トヨタのランドクルーザープラドですよね。なんでですか?
撮影ってゴリゴリ山の中にも行くんですよ。雪道とかでもやっぱり安心なんですよねー。プラドは割と手が出やすい価格帯でしたし。
(ほー。ランクルの中にも色々種類があったのか!!)←車に無知すぎる人。
撮影スポット:綺麗な夕陽がサクっと撮れる『以平農村公園』。
陽が落ち切る前に
夕陽の撮影がしてみたい!!
と言うマウラの希望を叶えるべく、やってきたのは「以平農村公園」。
大体の撮影スポットはなんとなく山とか川とか畑とか、割と市街地から離れていたりするのですが、ここは普通にファミリーが楽しめる整地された公園。駐車場もあります。
ここの公園には小高い丘があってその上からだと以平町の町が見渡せます。
マウラが撮ったのがこちら↓
これも編集の力でなんとかねじ込みましたが、太陽の明るさと景色の暗さのバランスが難しくて、白飛びしてしまいました。
N師匠のがこちら↓
(お手上げー)
サクっとパサっと優しい写真を撮るものですね。。。
以平農村公園
住所 北海道帯広市以平町西8線13
撮影スポット:ハルニレの木と星空の組み合わせはカメラマンのテッパン!!
さて。本当は自分のカメラで超絶難しいとされる「星空」の撮影もしたかったのですが、既婚の殿方と二人で夜の撮影、という状況はやはり避けなくてはいけないので、裏技としてN師匠にマウラのカメラで撮ってきてもらうことに。
場所は「豊頃町ハルニレの木」。
カメラマンなら誰もが知る「メッカ」とも言える撮影スポットです。N師匠曰く
星空を撮るなら満月のときは避けてください。月の明るさで星が撮れないんです。
との事でした。で、設定は以下↓
撮っていただいたのがこちら↓
ほーっ!!!決してプロ機とは言えないマウラのカメラやレンズでもそれっぽく撮れるんだ!!
↓こちらがN師匠のカメラで撮ったもの。
なんじゃこりゃーっ!!!!!
次元が違いすぎました。。。幻想的ですねー。夜だと言うのに下の緑色まで出てる!!風景写真っていつ撮っても同じ、と思っていましたがその日その日の気象条件によってその表情がまるで違う、と言うことをN師匠の写真から教えられた気がします。
と言うことで、マウラ手持ちのカメラでの撮影ツアーは以上で終了です。
ハルニレの木
住所 北海道中川郡豊頃町幌岡
N師匠の実力を見せつける素晴らしき作品の数々。
これからの季節におすすめの十勝の絶景スポットを、N師匠の写真と共にご紹介します。
こちらは芽室町の「新嵐山スカイパーク展望台」。
綺麗!!撮り方でしょうか。一瞬マチュピチュかと思いました。
新嵐山スカイパーク展望台(冬季閉鎖)
住所 北海道河西郡芽室町中美生2線42
続きましては「十勝ヶ丘展望台」。
こちらも「本当に十勝?」と言いたくなるような絶景。私たちが見ていないだけで、十勝にも世界に誇れる絶景はたくさんあるんですね。
十勝ヶ丘展望台
住所 北海道河東郡音更町十勝川温泉6
最後は王道の「ジュエリーアイス」。
同じ場所でも撮る日時によってその表情は全く違うものになりますね。
例年ジュエリーアイスが出現するのは1月中旬以降。ツアーなども組まれているようなので、自身で運転していくのが不安な方は調べてみると良いです。
豊頃町ジュエリーアイス
住所 北海道中川郡豊頃町大津元町
「十勝の風景撮影ツアー」いかがでしたでしょうか。せわしい日々の中、ほんの少しだけ時間を作ってファインダーから見える十勝の美しさに癒されてみませんか?
撮影の際は「私有地や畑、立ち入り禁止の場所に入らない」「ゴミは持ち帰る」「道路にはみ出て撮影をしない」など、最低限のルールを守って楽しんでくださいね。