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「豆活」から「豆ビジネス」へ。Mame Kitchen Maruyama@札幌市

2021.12.22

こんにちは! DO-Life特派員のマウラです。

 

マウラ

十勝・本別町で5年間「豆」のPR活動をされていた方が今や札幌で大人気の「豆料理専門店」のオーナーになられました。
十勝にいた頃からマウラも活動を目にしていたので本日は札幌にお店を構えるに至った経緯などをお聞きしたいと思います。

「日本一の豆のまち」への移住がすべての始まり。

本日お話を伺うのは『Mame Kitchen Maruyama(札幌)』オーナーであり管理栄養士の資格も持つ谷口まどかさんです。

 

マウラ

谷口さんは十勝で出会った時から「本別町の豆」の普及のお話をされていましたね。地元が本別町なのですか?

谷口さん

元々が札幌生まれ札幌育ちなんです。社会人になってからは札幌、東京、大阪で広告、イベント業界に約10年従事し、その後栄養士、飲食業界での勤務を経て2021年8月『Mame Kitchen Maruyama』開業したんです。
本別町とのご縁は2015年、長男の性格から小規模校が合っているのではないかと思い、農村移住を決意しまして実家のある札幌から2~3時間圏内の移住先を探していたところ、友人の紹介で、本別町で暮らすことに。たまたま移住した先が「日本一の豆のまち」だったんです。

マウラ

本別町での豆に関する仕事や活動実績など教えてください。

谷口さん

イベント企画運営・出店や飲食店のメニュー開発・商品開発、キャラクター制作、ミュージックビデオ制作等様々な活動をしてきました。

↓漫画家田島ハルさんと考案したの豆キャラクターの数々。


谷口さんが自主制作した豆のプロモーション動画「豆なアナタに首ったけ」。

 

マウラ

十勝在住の時から「本別町の豆」のPRに尽力されていましたが、何がそこまで谷口さんを掻き立てていたのですか?

谷口さん

たまたま移住先が「日本一の豆のまち」であったことで、「どれほど豆に溢れた町なのだろうか」「どんな豆料理があるのだろうか」と期待を膨らませていたのですが、実際は町民の食卓や飲食店でのメニューに豆料理が登場することが少ないという現状を知りました。栄養豊富な食材なのにそれではもったいないし「日本一の豆のまち」と発信している以上はもっとPRすべきと感じて、イベントディレクター気質の私は黙っていられず、豆料理の研究とPR活動を自主的に始めたのが「豆活」です。 

↓「豆活」の事例


 

マウラ

「豆活」を始めてみて気づいたことなどありましたか?

谷口さん

活動を続けるうちに、その背景には「豆料理は手間がかかる」「料理のバリエーションが浮かばない」という大きな2つの理由があることを知り、それさえ解決すればもっともっと気軽に豆料理を食べられる様になるだろうと活動に熱が入って行きました。
豆料理といえば「煮豆」や「あんこ」のイメージが強いと思いますが、色々な料理を試してみるとクセのない優しい味わいの豆は、和洋中やスイーツに至るまで「合わない料理はない」ことが分かり、豆の未知なる可能性と魅力にすっかりはまりました。気付けば「豆活」がライフワークとなっていたんです。 

マウラ

そんな谷口さんが札幌の円山にお店を出すまでに至った経緯を教えてください。

谷口さん

もっともっと広く、豆や豆料理の魅力を発信したいという思いと、ビジネスとしての可能性を確信し、一過性のイベントではなく「手間がかかる」部分を担い、「バリエーション豊かな豆料理」を継続して提供する「店舗」が必要と考えて地元円山エリアでの開業に至りました。
札幌に戻った今も、本別町のまちづくりに関わっていて、お世話になった本別町を札幌円山から発信したいと思っています。  

 

マウラ

『Mame Kitchen Maruyama』の特徴やこだわりを教えてください。

谷口さん

コロナ渦を踏まえて、テイクアウト・デリバリー主体の業態となっています。また地味な豆料理のイメージを払拭すべく、“映える”豆料理やロゴ・内外装はスタイリッシュなデザインを意識しています。

 

マウラ

どんな層のお客様が多いのですか?

谷口さん

 「子供に食べさせたい」とベビーカーを押しながらの若いママさんや、親子でのご利用、 豆好きな方、豆を食べたいけれどご自身では調理をしないという方、十勝や本別町ゆかりの方、 出勤前に立ち寄られるOLさん、ジムやヨガに通っている方、愛犬の散歩途中で寄られる方(実は犬も豆を食べる!) 、小さなお子様から、80代の方まで、幅広い年代のお客様が連日いらしてます。お客様の約8割が女性ですね。

マウラ

では。気になるお店のメニューを具体的に教えてください。

谷口さん

日替わり豆おにぎり日替わりみそ汁or豆ポタージュMame Smothieチリビーンズサラダ ・その他限定メニュー(カレー等)です。 

メニュー表がこちら(2021年12月現在)


 

マウラ

中でも人気のメニューはなんですか?

谷口さん

日替わりで色々な豆が登場する「豆おにぎり」は、和洋のアレンジで、豆の食感と食べ応えが男性にも喜ばれているようです。最近は味噌や、チーズをのせてバーナーで炙った「炙り豆おにぎり」が人気ですね! 

 

谷口さん

Mame Smoothieは「どれにしようか迷う」「全制覇したい」「体に染み入る」「やみつきになる」等、小さなお子様からご高齢の方まで飲みやすく、リピーターの方が多いです。

 

マウラ

豆の伝道師である谷口さんのおすすめメニューはなんですか?

谷口さん

Mサイズ1杯あたり豆50g、納豆1パック(約40g)以上の豆をゴクリと摂取出来る「Mame Smoothie」ですかね。 豆とフルーツの新たな味わい、たんぱく質、食物繊維、鉄分、カルシウム等、豆の栄養をまるごと!摂り込んでいただきたいと思って開発しました!!

マウラ

これからの展望などあれば教えてください。

谷口さん

先日、本別町の生産者さん、老舗のお菓子屋さんと店舗前でミニマルシェを開催したところ大盛況でした。今後も、都市農村交流の場として、定期的に開催したいと思っています。
またMame Smootheを全国にお届けすべく、EC向け冷凍商品の開発を準備中です。豆や豆料理・本別町を全国に発信し、これまでの「豆活」をビジネスとしてしっかり確立させたいです!!

マウラ

読者の皆さんにお伝えしたいことはありますか?

谷口さん

ヘルシーな豆料理をファストフード感覚で、食べに来ていただきたいですね。 ドライブのお供に、是非!

 

マウラ

最後になりますが皆さんにお聞きしています。どんな車に乗っていますか?

谷口さん

ダイハツのムーブに乗っています。ブルー系の軽自動車を探していて、明るい水色が気に入ったんです。気持ちが上がります!意外と荷物もたくさん載せられて、海へ山へ活躍してくれていています。 豆袋を250kg分、本別→札幌へ運んだことも(笑)

マウラ

今日はありがとうございました。札幌に行った際には必ずお店に伺います!!

並並ならぬ情熱で「豆活」から「豆ビジネス」に昇華させた谷口さん。本別町を離れた今でも本別町のアピールや町民との交流を続けている姿に人柄や真摯な心を感じました。
『Mame Kitchen Maruyama』さんのおにぎりを見ていると自分でも作りたくなりました。土鍋で豆ご飯を炊いておにぎり作ってみます!!
 札幌近郊の方はぜひお店に行ってみてください!!


Mame Kitchen Maruyama

住所 札幌市中央区北2条西25丁目1−1
電話 011-838-8640
営業時間 8:00−18:00
定休日 毎週日曜日、第1・3月曜日(不定休あり)
WEBサイト Mame Kitchen Maruyama
Facebookページ Mame Kitchen Maruyama
インスタグラム Mame Kitchen Maruyama

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