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新鮮な海産物&お肉がお値ごろ価格で食べられる『帯広市場食堂 ふじ膳』でお腹も心も大満足!

2019.4.4

こんにちは、釧路トヨタ西帯広店の森本です。
今日は同じ店舗の佐藤と、とある飲食店に行ってまいりました。それはどこかといいますと…。

こちら! …あれ、この写真見たことあるって?  そうです、ここは2年前取材した、帯広地方卸売市場内にある『市場食堂 ふじ膳』さんです!

ちなみに2年前の写真はこちら。

釧路トヨタ

年月を感じますね(笑) 2年前の記事もぜひ御覧ください。

今回は関連センター事業部担当の小澤 直樹取締役様に、ふじ膳の歴史や知られざるウラ話、おすすめメニューなどについて伺いました。

『市場食堂 ふじ膳』ってどこにあるの?

ふじ膳は帯広市西21条北1丁目5-1、帯広地方卸売市場の2階にあります。

市場の敷地内にはたくさんの建物がありますが、ふじ膳が入っているのは食品関連総合センター棟ですのでお間違えなく。

この建物の1階にある市場は一般の方にも開放されていて、新鮮な水産物や農産物を購入することができます。

ここだけでも楽しめそう…後ろ髪をひかれながらも2階へ。

ふじ膳さんが見えてきました。2年前と営業時間が変わっていますのでご注意くださいね。

こちらは中で食堂部門と寿司部門のふたつに分かれています。それぞれ券売機があるので、食べたいメニューの券を買って該当の部門にお渡しする仕組みです。

食堂部門は6時から、寿司部門は仕込みに時間がかかるため7時からの営業となっています。

中に入ると、おいしそうなメニューの写真が!



伺ったのは10時。朝ごはんは食べてきたものの、これを見たらまた食べたくなってきた…と思っていると…

小澤

おいしそうでしょ?

 

小澤様が声を掛けてくださいました。今日はどうぞよろしくお願いいたします!

ふじ膳が人気食堂になるまで

小澤様はふじ膳が入っている食品関連総合センター全体の管理をされています。実は10年前のふじ膳立ち上げにも携わっていらっしゃる、まさに「ふじ膳マスター」なんです。

森本

ふじ膳はいつからこの場所にあるんですか?

小澤

今が2019年ですから10年前です。それまでは市場に出入りする仲買人さんが利用する社外の食堂が細々と40年ほどやっていました。

森本

そうなんですか! まさに老舗ですね。でも、なぜ卸売市場が直営で一般の方向けに食堂を始めたんですか?

小澤

一般の方が利用される市場というと、場外にあるものを思い浮かべませんか?

森本

そうですね、札幌の二条市場とかも外にありますよね。

小澤

ええ、通常一般の方は卸売市場の中に入れないんです。でも、どうにかして一般の方にも雰囲気だけでもとプチ開放を考えていて、そこでこのセンターオープンとともに直営の食堂を始めようとスタートしました。

森本

一般の方も利用できる市場の食堂…それは行きたくなりますね。

小澤

ありがとうございます。でも立ち上げ当初は苦労が多く大変でした。

森本

そうなんですか?

小澤

場所が分かりづらかったり、市場の営業日と連動しなくてはいけない関係で日曜・祝日は営業できなかったりと、一般の方に足を運んでもらいづらい状況がそろっていたので、集客には苦労しました。

森本

今ではいつも満席のふじ膳さんにも、そんな歴史があったんですね。

小澤

でも皆さんに「行きたい! 」と思ってもらえるよう、いろいろ工夫しました。

森本

工夫ですか?

小澤

ええ、例えば市場は「旬の野菜や魚の情報を提供する場」ですから、ここだから食べられる鮮度のいい海鮮モノをご用意したり、リーズナブルに提供できるように努力したり…。旬の海鮮を日替わり定食で提供しているのも、その一環です。

森本

『寿司の朝定食』なんて600円ですもんね。海鮮モノがこのお値段で食べられる場所はなかなかないと思います。

小澤

あれは正直、赤字なんですよ。でも『寿司の朝定食』が食べたいと市場に来てくださる方も多く、今では寿司部門が開店する朝7時には行列ができるほどの人気メニューになったので、そちらのほうがうれしいですね。

森本

私も以前、平日8時半にきたのに売り切れでした。本当に人気があるんですね。

小澤

これをきっかけに市場のことを知ってくださる方もいらっしゃるんですよ。本当にありがたいことです。

人が集まる理由はSNS映えするメニューにあり

森本

確かに『寿司の朝定食』だけじゃなく、全てのメニューが魅力的ですよね。でもブログや市場のホームページ以外ではあまり告知されていないような気がします。皆さん何でふじ膳さんをお知りになるんでしょうか。

小澤

SNSを見ていらっしゃる方が多いようです。お客様がSNSに料理の写真をあげてくださるんですよ。

森本

わかる! どのメニューもSNSにアップしたくなりますよね。

小澤

お客様の大半は、食べる前に料理の写真を取っていらっしゃいます。

森本

私たちもあとでたくさん撮らせていただきます!

小澤

ありがとうございます(笑)。あと宣伝という意味では、今年の1月19日から期間限定でやっていた『ローストビーフ&ねぎとろ丼』の効果も大きかったですね。

森本

今日(取材日の2月19日)で終了だと聞きました。

小澤

そうなんです。1日20食限定でやらせていただいたのですが、反響がとても大きくて。寿司の握り手である職人たちが肉を使うというのは邪道な気がしますが、とりあえずやってみようとチャレンジしたところ、「肉と魚のコラボが意外とおいしい」と高評価をいただきました。

 

取材後、まだ残っているということで、私たちも『ローストビーフ&ねぎとろ丼』をいただきました。

肉と魚って正直どうなのかな…と思いましたが、一緒に食べてみるとすごくおいしかったです! 酢飯とも合いますし、量もちょうどよかったです。

地元民にも観光客にも愛される食堂

森本

利用者は地元よりも観光客の方が多いんですか?

小澤

観光客の方も多いですが、地元の方のご利用も多いですね。市場で働く人はもちろん、お昼ごろには近くにある工業団地の方々も多数足を運んでくださいますよ。

森本

今は10時半ごろですが、ご年配の方が多いですね。

小澤

そうですね、利用者様の年齢層は比較的高いかもしれません。でもものすごく若い女性が一人でやってきて、朝から海鮮丼を食べている、なんて姿もよく拝見します。

森本

これだけ安くておいしければ、一人でも行きたくなりますよね。

ふじ膳人気&おすすめメニューを実食!

話をしていると、もう昼食の時間に。私たちのお腹も限界だったので、小澤さんが好きだというメニューを頂くことにしました。

小澤:食堂部門だと『ジンギスカン定食』が好きですね。当社オリジナルのジンギスカンを使っているので、ここでしか味わえないおいしさを堪能できます。あとは、帯広名物の『ゴーゴー豚丼』もおすすめです。

森本

寿司部門のおすすめはありますか?

小澤

『上生ちらし』や『握り3貫』が人気ですね。あと、海鮮が苦手な方には『ねぎトロ丼』がおすすめです。

ということで、『ジンギスカン定食』『ゴーゴー豚丼』『上生ちらし』、全部頂いちゃいました!

まずは『ジンギスカン定食』。オリジナルの商品とのことでしたが味がしっかりしていて本当においしい!

ボリューム満点なので、男性の方にもおすすめです。お肉も柔らかく、甘めのたれで老若男女どなたでも食べやすいと思います。

ちなみにこちらのジンギスカンは1階の市場でも購入できますので、気に入った方はぜひご自宅でも味わってみては?

続いて『ゴーゴー豚丼』を頂きました。汁物もついて、なんと550円で食べられるんですよ! オトクすぎます…。

食べてみると、お肉が柔らかくてすごく食べやすく、たれもあまじょっぱくて美味! 帯広市内にたくさんある豚丼屋さんにも劣らない味だと思いました。女性には丁度いい量です。

そしてこちらは、寿司部門の人気メニュー『上生ちらし』。鮮度のいい魚が沢山一気に味わえて1,500円は安い! 具も大きいので大満足できるのではないでしょうか。一緒についてくるお味噌汁もおいしかったです。

ふじ膳に行ったら1階の市場も楽しもう!

小澤さんにご挨拶し、ふじ膳を去った私たちは、そのまま1階の市場へ。

去り際に小澤さんに聞いたところ、おすすめ商品は3Dパックで売られているお肉だそうです。「これはめちゃくちゃおいしくておすすめです」とのことなので、ぜひ購入してみてください!

ほかにも鮮度のいい海鮮や野菜がたくさん並んでいます。ふじ膳さんで腹ごしらえしたあとは、ぜひ1階の市場にも足を運んでみてくださいね。



【帯広市場食堂 ふじ膳】
住所:北海道帯広市西21条北1丁目5-1 食品関連総合センター2F
電話番号:0155-37-2500
営業時間
 食堂部門:6:00 ~ 14:00(ご注文は13時30分まで)
 寿司部門:7:00 ~ 14:00(ご注文は13時30分まで)
定休日:日曜・祝日・水曜不定休
ふじ膳ブログ:帯広市場食堂ふじ膳のBLOG
市場HP:帯広地方卸売市場株式会社

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