こんにちは!清水店の柳谷です!
久々の取材となった今回は、ある女性に会って話を伺ってまいりました。
その方とは、フリーランスで事業を行っている「エムデザイン」代表の真浦(まうら) 綾子さん。
帯広を拠点に、さまざまな事業を手がけ、活躍されている人物です。
中でも今回注目したのは、彼女が手がけるサイト「北海道田舎暮らし不動産」。
引用元:北海道田舎暮らし不動産
こちらは十勝にある350万円以下の物件だけが掲載されており、それぞれユニークなキャッチコピーが付けられています。
引用元:北海道田舎暮らし不動産
北海道田舎暮らし不動産…?田舎暮らし、の不動産?
取材前は「?」がいっぱいでしたが、お話を伺うとその意図や真浦さんの強い思いに感動…。
実は、とっても愛に溢れたサイトだったんです。
原点は「十勝を元気にしたい」という思い
取材場所は、私が初めて取材させていただいた場所「million sante」。
実はこちら、真浦さんがプロデュースしたお店なんです!
不思議なご縁を感じながら、早速真浦さんのこと、そして「北海道田舎暮らし不動産」について伺いました。
帯広市出身の真浦さんは、現在フリーデザイナーとしてお仕事をされており、今年で9年目を迎えられます。
彼女が「北海道田舎暮らし不動産」を作った裏側には、「十勝を元気にしたい」という強い思いがありました。
元々、不動産事業に興味があった真浦さん。
少しずつ不動産の勉強をしていたそうですが、ある時池田町の方から、『池田町には空き家がすごく沢山あるんだ』という話を聞いたそうです。
しかも、その空き家のほとんどが100万円代!「家を買う」ということを考えれば、かなりリーズナブルですよね。
こんなに低価格な空き家が放置され、どんどん増えていく状況を放ってはおけない。
そう感じたものの、不動産業は資格がなくてはできない仕事です。
真浦さんはその資格を持っておらず、当初は「自分には無理かな」と思ったとのこと。
しかし、不動産業をされている知り合いに協力を要請。
その方が不動産業を、そして真浦さんがデザインを担当することで、今まであまり知られていなかった地方物件を発信できれば、空き家を減らすことができるのではないかと考えたのです。
元々広報のお仕事をしていた真浦さん。
見せ方を工夫することで、ものの売れ行きが変わることを肌で感じていらっしゃったからこその発想ではないでしょうか。
真浦さんの一番の思い、それは「空き家が放置され、ガラクタになっている十勝の風景を見たくない」というものでした。
だからといって、空き家を壊して新しいものを作るのはまた違うとも思っていたそう。
どんなに古く汚い外観でも、綺麗にして、そこに人がまた住むことで、空き家は息を吹き返す。
そうして放置された古い空家が、新たに歴史を刻んで行く。
ここに大きなロマンを感じたそうです。
考えるだけでも、とても素敵ですね。
わかりやすい!見やすい!工夫されたサイト設計
このサイトのターゲットは、十勝に住もうと考えている移住者ですが、意外と道内のお客様からの問い合わせが多いんだとか。
それはホームページの見せ方に理由があるのではと思いました。
例えば、わかりやすく見やすいカテゴリ分け!
「小中学校の近く」「ロケーションが良い」「100坪/店舗向き」など、見る人の要望に合わせてカテゴリー分けされているので、ここだ!とクリックしやすいのではと思いました。
またその場所のストーリーが浮かぶように、物件紹介ページにはたくさんの写真が掲載されています。
物件の近くの建物や周りから見た物件の様子、なんかも掲載されているので、見る人が直接その場所に行かなくてもイメージしやすいのではないでしょうか。
ここで「北海道田舎暮らし不動産」のホームページにある物件の中のひとつを、真浦さんのコメントと合わせてご紹介させていただきます!
【池田町三角入口の物件】
ワイン城で有名な池田町には、入口が鋭角な三角形の面白い物件がありました。
春には桜がきれいだそうです。
現在の内装もちょっと個性的ではありますが、部屋全体が白くて明るい印象があるので、床に木目のクッションフロアを貼るだけでもおしゃれな内装になりそうなイメージができます。
間仕切り壁のすりガラスも今、新しいものはほぼ購入できないか、できても高額だと思います。
古い家の造りはいずれも現代では、「高級品」とか「質の良い製品」です。
だから、壊して新築、ではなく残したいのです。
パッと見は古い外観ですが、内装を見ると、今ではとても貴重な物が残っていたり、それが今では高額な材料だったり…。
説明にある通り、工夫次第でとても素敵な空間になりそうですよね^^
そういえば、今回取材場所にさせていただいた「million sante」さん。
前回気付かなかった店内デザインがいくつかありました!!
例えば、店内の壁紙が青・白・赤のトリコロールカラーになっているところ。
壁の色を変えることで、それぞれ違った空間が生まれている気がして、とても素敵だなと思いました^^
もちろん店主ご夫婦の頑張りがあってこそのmillion santeさんですが、真浦さんによる、こうした細かい店舗プロデュースを知ることで、改めて素敵なお店だなと感じました。
取材を終えて
今回お話をさせていただき、「大好きな十勝を元気にしていきたい」という真浦さんの強い思いが強く伝わってきました。
自分の住んでいる場所の景色が綺麗であってほしい。
これは誰もが思うことだと思います。
それを実行している真浦さんは、本当にかっこいい!
また、自分の思いを強く持って、やりたいことを仕事にしているところも、女性として尊敬せずにはいられませんでした。
こだわり物件探しをしている方は、ぜひ一度「北海道田舎暮らし不動産」のホームページを見てくださいね!
【北海道田舎暮らし不動産】
情報・お問い合わせ先
公式HP:https://www.hokkaidoinaka.com/