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十勝に突然現れた『KOYA.lab(コヤラボ)』は希望を乗せて走る移動式ホテルでした。

2019.8.22


こんにちは! 二度目の登場、DO-Life特派員マウラです。

十勝在住約44年、フリーランサー歴10年の情報網と人脈、聞き出し力を存分に発揮し、釧路トヨタスタッフさんのおすすめゴトをご紹介します。

絶景に泊まれる移動式ホテル『KOYA.lab(コヤラボ)』ってなに? 本別町の山の中まで取材してきました!!

今回は

マウラ
マウラ

十勝の短い夏を存分に感じたい!!!!

という事で、少し趣向をこらして屋外での取材に挑戦!!

テレビや新聞、雑誌など数多の取材を受け、航空会社のマイル特典に採用されるなど今話題の「絶景に泊まれる移動式ホテル KOYA.lab(コヤラボ)」さんをご紹介いたしたく、帯広市から2時間弱運転をして本別町の山の中まで行ってきました!!

※『KOYA.lab(コヤラボ)』さんのWebサイトから引用

この写真だけでワクワクしてしまいます。早速、お客様お迎えの準備をしているという『KOYA.lab(コヤラボ)』さんを訪ねることに。

山の中にあるのか…と少々ビビりながら車を走らせましたが、国道から車で5分もかからない場所に目的地はありました。ナビがきちんと案内してくれます。
「石田めん羊牧場」さん手前の砂利道を進むと、、、

のぼりがあります。で、その先は、、、

ちょっとだけジャングル感があり一瞬ビビります(笑)。ビビりながらも安全運転で少し進むと、、、

数秒で開けてきます。で、あっという間に到着。

右が『KOYA.lab(コヤラボ)』代表取締役の岡崎さんと、左が取締役の山本さん。「移動式ホテル」なんてヘンテコなことを考えてしまうお二人ですが、意外と普通の、、、、お、、お、、お兄様たちです(笑)

「KOYA(小屋)」だからと侮るなかれ。そこは普段より贅沢な暮らしが楽しめる、非日常な世界。

早速ですが「移動式ホテルってなんぞや?」を早々に解決すべくスペックや概要をサクっとご紹介。

小屋の入り口はこんな感じ。秘密基地の入り口みたいでワクワクします。


リビングは大人4名+お子様がいても割とゆったりできる印象。

リビングからの眺めはこんな感じ。

この日は曇りでしたが、向こうの方にははっきりと足寄町の町や山が見えます。「町と自然の共生」を感じる事ができます。

リビング右手にはミニキッチン。ミニキッチンとは言え、水道やガスコンロはもちろんの事、、、

コーヒーメーカーやホットサンドメーカーなんかもあります。

朝食は足寄の高橋パン屋の角食に、なんと『豚丼』を挟んだ、地元飲食店の名物「豚パン」がつくそう!!

パンの中にご飯。想像がつきません笑。でも食べてみたい!!

では。お子様に人気の二階へ。

階段をのぼると、、、

天窓からの明るさが気持ちいい〜!!夜はここから満天の星を見ながら眠りにつく。。。何にも変えがたい体験ですね。

さて、続きましてはおトイレ。女性は特に気になるのではないでしょうか。

清潔感があり極端に狭い感じもしません。洗浄機能や音姫付き、という細かい配慮も嬉しい。お隣にはシャワー室もあります。

アメニテイは、
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ボディスポンジ・歯ブラシ・シェーバー・フェイスタオル・バスタオル。

と、かなり充実。着替えを持っていくだけで大丈夫そうです。

移動式ホテル『KOYA.lab(コヤラボ)』の醍醐味は実は屋外に。

室内の機能を確認したところで、いよいよ屋外へ。お食事用のテントが張られていました。

限定プランにはバーベキュー食材と朝食(先ほどの豚パン)が付きます。

なんとアウトドア用のピザ窯もあるので、

ピザも焼けちゃう♡ 食材はいずれも地元飲食店さんからのお取り寄せ。

お待ちかね。デッキへ。

コーヒーテーブルとイス2脚。

寒くなれば焚き火で暖をとります。十勝に住んでいればバーベキューや薪ストーブなどで火を見る機会も割とありますが、都会の人たちには焚き火ができる事が貴重な体験なんだそう。

大人はここでワインやコーヒーを飲みながらゆったりした時間を過ごし、子供は広々としたスペースで思い思いに遊ぶ。一見簡単なようで実はとっても贅沢な時間と空間です。
ちなみに、聞こえてくるのは遠くからの車の音と鳥のさえずりだけでした。

なぜお二人で『KOYA.lab(コヤラボ)』を立ち上げようと思ったのか。

ここでお二人に『KOYA.lab(コヤラボ)』を設立するに至った経緯や想いを伺ってみました。


まずは岡崎さんから。

写真撮りますよ、と伝えたら髪を整えはじめました(笑)

では。改めまして岡崎さん(髪を整えた時間はなんだったのでしょう笑)。

真浦:そもそもなんですが、なぜ「移動式のホテル」をやろうと思ったんですか?

岡崎さん:数年前、娘と旅行したいと思って海外の宿を調べていたら、動物がそこかしこにいる「動物園の中にあるような」ホテルがあったんです。単純にそれを十勝でできたらなんて素晴らしいんだろうと。娘も喜ぶだろうし(笑)。十勝は畜産も盛んなので「畜産ホテル」をやろうと思って動いていました。

マウラ

それがなぜ「移動式ホテルに?」

岡崎さん

十勝の「起業家育成プログラム」に参加していた山本さんと知り合い、山本さんは「タイニーハウス(小屋)」を十勝らしいロケーションの畑の中に作りたいと言っていました。山本さんからその話を持ちかけられ、「移動式」であれば山本さんのやりたいことも自分がやりたいことも叶えられると思いました。

では。続きまして山本さん。


山本さんの本業は建築会社の社員さんです。

真浦:どうして岡崎さんを誘ったんですか?一級建築士の山本さんならお一人でも作れたと思うのですが。

山本さん:作ることだけであれば僕一人でできるんです。じゃあそれをどうやって発信して、どうやってビジネスにしていくか。そこは僕には想像つかなかった。そんな時、岡崎さんも宿業をやりたいと思っていることを知って声をかけました。

マウラ

山本さんは本業でおうちを作っていて、わざわざこの小屋を作らなくても家作りで充分じゃないか、と思ってしまうのですが。

山本さん

当たり前ですが家は建ったらその場所から動かないですよね。単に「移動する」ことに魅力を感じてしまったんです(笑)。

マウラ

あー。なんかわかる気がします。「動く建物」ってそれだけで非現実の世界。ロマンがありますね。

ファミリー層のご利用が多い『KOYA.lab(コヤラボ)』。お父さんの自尊心も保てます。

『KOYA.lab(コヤラボ)』のご利用はどんな方が多いのか伺ってみました。

岡崎さん:ファミリーが多いです。お父さんの仕事が忙しくてなかなか子供と遊ぶ時間がない、理想としては子供にアウトドアの体験もさせてあげたい、でもその為だけにアウトドア用品一式を揃えるには金銭的にも保管場所にも負担が大きい。だから、手ぶらで来られて自然を満喫できる。そんなところに魅力を感じていただいてる気がします。

そして、普通のキャンプであればテントを張ったり、バーベキューの火を起こしたり、慣れてるお父さんならカッコいいんでしょうけど、慣れてないお父さんは子供に「あっちのお父さんの方が上手」なんて言われてしまう可能性も(笑)。『KOYA.lab(コヤラボ)』にはそんな心配が一切ありません。

ドローンからみた『KOYA.lab』

ここで岡崎さんがドローンを飛ばしてくれることに。

どんなところに「KOYA」があるのか見てみたい!!ワクワク。

思わず大丈夫ですか?と言いたくなるような表情。。。

で。撮れた画像がこれです!!
ジャーンっ!!

人が蟻かっ!!

こんなスケールの大きい写真、なかなか撮れないですよね。良い思い出。

申し込みの際にお願いしたら、ドローンでの記念撮影もしてくれるかも?!
(天候により飛ばせない場合があります)。

この場所は町の灯りがぼんやりあって、夜中でも怖さを感じないそうです。うん。よくよく考えたら、全く灯りがない場所でのキャンプってちょっと怖いかも。

牽引するのはトヨタランクル100のディーゼル車

先ほどからチラチラと写っている牽引車。もうお分かりでしょう。トヨタのランドクルーザー100です。

マウラ

なぜ牽引車にランクル100を選ばれたんですか?

岡崎さん

ランクル100は日本車で最高のパワーを持っていると思います。ガソリン車もありますが燃料代が高いのでディーゼル車にしました。

「ランクルのニューモデルが出る際にはぜひディーゼル車も作って欲しい!」とのことでした。トヨタさん、お願いします!

これからの『KOYA.lab(コヤラボ)』は地元のみんなで盛り上げていく。

最後に、今後の展望についてお伺いしました。

岡崎さん:僕はとにかく地元を元気にしたいと思ってこれまで動いてきました。地元の食事を提供し、地元のクリーニング店に依頼し、地元でガソリンを入れる。これらを安くしようと思ったらいくらでもできるし自分たちの利益を増やすことも可能なのだけど、僕は『KOYA.lab(コヤラボ)』を通して、地元のみんなで元気になりたいと思っています。もっともっと元気にする為にも『KOYA.lab(コヤラボ)』をたくさんの人に知ってもらって、ここのように「名もなき場所」を「名もなき観光地」にしていきたいです。

山本さん:最近はここ十勝にも海外から就労に来ていただいてる方も多くなってきました。ただ、その方たちの住む環境はまだまだ完全に整っているとは言えない状況。これからもお世話になるであろう外国の方たちが心地よく十勝の生活をしていただけるよう、農家さんの敷地内などにこの「KOYA」を建てる計画が進んでいます。「移動できる事」「比較的容易に造れる事」が強みの『KOYA.lab』だからこそ貢献できることだと思います。

【調査結果】十勝に現れた『KOYA』は「観光」「地域活性」「家族団欒」「十勝で気持ちよく働くこと」を担う、大きな希望を乗せて走る「移動式ホテル」でした。

[企業情報]
KOYA.lab
住所:北海道中川郡本別町勇足71番地9
電話:0156-30-4315
料金:限定プラン(こちらで指定した場所となります)1棟50,000円(税抜)/大人4名様+お子様2名程度まで、夕食・朝食付き
※大人数プランや各種オプションもございます。お気軽にお問い合わせください。
KOYA.lab https://www.koya-lab.com/

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