大原です。今回は北海道でも屈指のヘアピンコースの多さから、一部峠好きからも人気の幌鹿峠へ行ってまいりました。
幌鹿峠は別名パールスカイラインとも言われており、冬季は閉鎖するほどにシビアな細い道やガードレール無しの崖などがある峠です。
この峠は鹿追の奥、自衛隊演習場付近から糠平までつながっています。
山岳地帯であり、湖に沿って作られた道もあるため非常に急なカーブが多く、特に糠平方面の出入り口付近では6回ものヘアピンコースがありとても北海道とは思えません。
因みに、この峠はトヨタ公式サイト「86society」の峠ガイドでも紹介されています。
https://toyota-86.jp/86society/
不穏なタイヤ痕
今回は鹿追方面からのチャレンジでしたが、去年の台風の影響で道が山田温泉までしかつながっていないとのこと。
それを告げる電光掲示板もただひとつぽつんと、なおかつでかでかと聳え立っているので不気味な雰囲気でした。
電光掲示板の横にはパーキングエリアのように広い空間があったのですが、円を描く様なタイヤ痕が満遍なくついており、どことなく不穏。
86の走行はいかに
北海道の道といえば冬場やそれ以外でも雪や氷などの悪路に豹変する恐れがあるため、急カーブ注意の看板があったとしても、それほど急カーブでない場合が多いですが、ここは冬場に通行禁止となるほどのヘアピンコースを楽しめるとあって不安半分わくわく感もありました。
特に86はカーブに自信のある車で車高が低い分、コーナリングでも安定した走行を楽しめます。
これは高速走行でなくとも多少は実感することが出来ました。
中には連続カーブで死角が多い+一車線+ガードレール無しの横は崖というシャレにならない道もありました(写真は申し訳程度にガードレールがある場所で撮りました)
そんな道の中間あたりには展望台がありました。
扇ヶ原展望台というらしいのですが、景色は曇っていながらも抜群に綺麗でした。
ゴールすると…ここは昭和?
ゴールの温泉はぽつんと温泉宿がひとつあるものかと思っていましたが、どちらかというと温泉郷といった感じです。
微かに昭和チックな街並みに戦々恐々とするも、お金を持っておらず入ることはできませんでした。
後から調べてみたところ、温泉の泉質は中性の硫黄泉のようで、十勝川周辺のモール温泉とは泉質が異なるようです。
然別湖を望んだレイクサイドビューな露天風呂。
晴れていればさぞかし気持ちの良いものでしょうね。
しかし・・・然別でないのに然別湖というのは何か縁があるのでしょうか?
意外と人も多く自分の車を記念に取る様子が恥ずかしく、中途半端に車の写った記念写真となってしまいました。
先がどんな道かという不安でじりじりと歩んだ道も帰りは気楽に走れました。
幌鹿峠完走です(鹿追から温泉街まで)
今度は北海道の峠で一番高い峠と言われる三国峠に挑みたいところです。
釧路トヨタの社員が記者として、くるまやくらしを通じて感じた道東エリアの魅力を伝えるWebマガジン「DO-Life」
※なお、今回取材を担当をした「大原」は退職致しました。