道東をもっと楽しむ Do-Life

MENU

温泉ソムリエが行く道東温泉巡りの旅 〜 トムラウシ温泉 〜【後編】

2018.11.23

こんにちは、釧路トヨタの温泉ソムリエ、帯広店の大原です。
今回は北海道新得町にある『トムラウシ温泉』の国民宿舎『東大雪荘』さんに来泉。前編では温泉の特徴や撮影スポットについて伺いました。

前編はこちら!!

その時にふと「源泉は91℃」というワードを耳にした私。スタッフの舩田(ふなだ)様にゴリ押しでお願いし、日本人が一番食べ慣れているであろう、日清さんの『カップヌードル』を温泉で作ってみることにしました。果たしてその味は…。

もちろん後半ではちゃんと温泉レポートしてますので! 

※東大雪荘さんの温泉は飲用の許可をとっていないため、一般の方が飲用することはできません。今回は施設の方に許可をいただいた上で、自己責任のもと飲用しています。あらかじめご了承下さい。

カップヌードル × ケロリンの異文化コミュニケーション

カップヌードルとケロリンのまさかのコラボレーション。これほどシュールな写真を私は見たことがありません。

※ケロリン®は内外薬品株式会社の登録商標です。
 当記事では内外薬品株式会社様の許可を得て使用させていただきました。

今回はminiで試させていただきました^^; 普通サイズで挑戦すると、やっちまった時に怖いので…。

カップヌードルに入れる前に、まずは実際にお湯だけで飲んでみることに(ストレート)。

…うん、飲んだ感じはちょっと鉄っぽい感じがします。軟水と硬水の違いとかはあまり判りませんが、なんとなく柔らかい気がしました。あくまで感じ、ですが…。

続いて実際にお湯を入れてみると…

見た目普通! (そりゃそうですよね…)。匂いも普通です。

いやいや、問題は味ですよ。舩田さんの『決しておいしくはないと思う』という言葉を思い出します…。

それでは…いざ、実食。

ズズ…ズ…

ズズズ…

普通! めっちゃ普通!

むしろ水道水よりおいしい気がする! 

カップラーメンにすると鉄っぽい感じは全くなく、まさかの余裕の完飲。

飲用ではないので、飲用時の効能についての明記はなく、実際にやたら元気が出るとかゲームの回復アイテム的なことは、もちろんありませんでした。

一方、食べた後に腹痛がするとかもなかったのですが、温泉によって高濃度だと、成分の過剰摂取によって体を壊してしまうこともあるそうなので気を付けましょう! 

繰り返しますが、東大雪荘さんは本来飲用の許可を取っていらっしゃらないので、今回はあくまで自己責任のもと許可をいただきました。みなさんは真似しないように!

温泉ソムリエ、(やっと)トムラウシ温泉に入湯

ここからは温泉ソムリエの真骨頂(?)、温泉を堪能させていただくことに。

お話の通りとてもきれいに掃除されています。

浴槽は普通の温度と熱めの温度に分かれていて、どちらも楽しむことができます。でも、私は熱めが大好き。やっぱり熱い方が疲れが取れる感じがするんですよね~。

こちらの「熱め」は温泉通に人気の42度設定(大原談)。最初は「熱すぎ! 」と思うのですが、次第に慣れていき、最終的に癖になる温度なんです。

私の好みはさておき…続いて露天風呂へ。ここで恒例のドローン撮影! 

※特別に許可をいただいて撮影しております。

女性が入っていたら通報されてしまいますが、この日は営業時間外の取材でしたので、この景色を撮影できています。

露天風呂からは川のダイナミックな動きが一望できます。この日は紅葉も相まってとても良い景色でした。

すてきな景色を愛でたところで、再び温泉に目を向けてみましょう。お湯は本当に透明で、若干ながら硫化水素のにおいがします。

湯冷めしにくいので、冬にガッツリ温まって帰るのには最高ですね! 

トムラウシ温泉は宿泊もOK! レストランもあるよ!

温泉カップラーメンも食べたし、温泉も堪能しましたし、あとは帰るだけ…と思っていると、スタッフの舩田様から「特別に客室やレストランもご紹介しますよ! 」とうれしいお声がけをいただきました。

実は東大雪荘では宿泊もできます。温泉入って眠れるなんて最高ですね。ということで、宿泊部屋もご紹介します。

まずはスタンダードなお部屋。

こちらも清潔感と木のぬくもりを感じられるすてきなお部屋です。畳の匂いが心を癒やしてくれます。

続いて、こちらは特別室です! 

和と洋が調和したお部屋で、窓から山の風景を楽しむことができます。

続いて『レストランカムイ』さんへ。温泉に入ってお腹が空いたので、私も腹ごしらえすることに。ひそかにそばを愛する私は『鶏せいろ』を大盛りで注文しました。

しばらくして、出てきたのは二段に分けられたそば! 鶏肉がごろっと入って、おりねぎの切り方も良い! 

ねぎは不思議ですよね。切り方一つで味が全然違うんですから。私は白髪ねぎが大好きなのですが、それと互角くらい好きなのがこの笹切りです。ねぎ本来の甘みが良く引き立てられる切り方ですね。

さらに、ウズラの卵を使用しているところもとても素晴らしい。鶏卵に比べ、ビタミンAやB2など、栄養価が高く、その分味も濃厚(だと私は思っています)。小さいウズラの卵でも、鶏卵の倍ともいえる満足感が得られますから…。

極めつけは蕎麦湯! そばつゆ角が取れ、まろやかなスープとなって胃を温めてくれます。鶏から染み出た風味や油も相まって、とてもおいしかったです。

どれほどおいしいかというと、〆の蕎麦湯の写真を撮るのを忘れるくらい。はい、ごめんなさい…。

そば自体も香り高く、細長いお手本のようなそば。パサついた感じもなくのどごしもとても良かったです。

取材を終えて

芯から身体を温めてくれて、さらにおなかも満たしてくれた『東大雪荘』さん。もう文句なしです。少し欲を言えば、このまま昼寝をしたいくらい…。

しかし帰ってから午後の仕事をしなければなりません。また今度、個人的に訪問してその夢を実現しようかと思います。

今回取材に協力してくださった『トムラウシ温泉』の国民宿舎『東大雪荘』様、そして舩田様、本当にありがとうございました!



【トムラウシ温泉 国民宿舎 東大雪荘】
住所:北海道上川郡新得町屈足トムラウシ
電話番号:0156-65-3021
営業時間:日帰り入浴 12:00〜20:00(最終受付 19:30) レストランカムイ 11:30〜14:00(ラストオーダー13:45)
定休日:なし
料金:大人500円 小学生250円(消費税・入湯料込) ※就学前幼児は無料
HP:http://www.tomuraushionsen.com/


 

※なお、今回取材を担当をした「大原」は退職致しました。

この記事もおすすめ