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【移住の話】自然豊かな土地でのびのびと子育てをしたい@児玉哲也さん

2023.3.3

こんにちは。

音更町地域おこし協力隊の高山です。
今回は東京から芽室町へ移住してきた児玉 哲也(こだま てつや)さんを取材させていただきました。

 

高山

以前取材させていただいた八所さんから、芽室町・上美生地区が行っている山村留学に関わっている移住者の方がいるとご紹介していただいたのが児玉さん。 山村留学という言葉も初めて聞いたので、どんな話が聞けるかワクワクします♪

移住するなら緑溢れる北海道がいい!

児玉さんが住んでいるのは、芽室町・上美生地区。
自然豊かで澄んだ空気がとても気持ちがいいです。

 

高山

初めまして! 本日はよろしくお願いします。 早速ですが、児玉さんの自己紹介からお願いします。

児玉さん

よろしくお願いします!

児玉さん

1971年生まれ。東京出身でプリンターの企画・開発の仕事をしていましたが退職。転職をきっかけに2004年に音更町に移住してきました。

高山

転職がきっかけだったのですね。 なぜ東京ではなく、音更町に就職しようと思ったのですか?

児玉さん

高校性の時にオートバイで道南以外の北海道を巡ったのですが、その時に見た広大な大地や景色に感動しました。その時から移住するなら北海道がいいなと思っていました。

児玉さん

転職を考えた時に、ちょうど息子も生まれたし子育てするなら北海道がいい!と思い北海道で就職を探しました。そこで見つけたのが音更町の自動車関連のお仕事。社宅があったので、家族と一緒に音更町に移住を決めました。

高山

いきなり北海道へ移住ということで、奥様は不安に思ったりしませんでしたか?

 

児玉さん

妻の実家は室蘭市にあるので、北海道に移住することに不安はあまりなかったと思います。

高山

実家が北海道にあるなら安心ですよね! 実際に音更町に移住してみて、どう感じましたか?

児玉さん

子どもがまた小さかったので、大きい公園で遊べるのがすごく良かったです。 しかし、もっと自然豊かなところに住みたいなという願望があったので、息子が小学校に入るタイミングで芽室町の上美生地区に引っ越してきました。

児玉さん

上美生地区は自然も豊かだし、子どもが歩ける距離に小学校、中学校と必要最低限な環境が整っていたのでいいなと思いました。 また、移住者の方も多い地区なので悩みや不安を共有できるのも決め手のひとつです。

高山

確かに移住者同士にしかわからない悩みや不安はありますよね!

児玉さん

それと、子育てするなら自然が豊かなところ!と決めていたので、自然豊かな上美生地区の景観はとても気に入りました。

高山

なぜ子育てするなら自然豊かなところと決めていたのですか?

児玉さん

僕自身、子どもの頃は自然豊かなところで育ち山や川で遊んだりしたので、自分の子どもにも同じ体験をさせてあげたかったからです。

児玉さんと幼いころの息子さん。
自然の中ですくすく育ちました。
写真提供:児玉さん

 

高山

それなら上美生地区はピッタリですね♪

高山

十勝に移住してきて困ったことなどはありましたか?

児玉さん

移住してきて1年目の時は冬が不安でしたが、運転が好きなので特に生活に困ったことはないです。

児玉さん

強いて言えば、今はおしゃれなお店がたくさんできましたけど、移住した時は今よりお店が少なかったので、プレゼントを選ぶ時はちょっと困りました。

高山

冬の北海道で運転が得意なのは心強いですね! 今はおしゃれなお店もたくさん増えたのでプレゼント選びの問題もなさそうです。

子どもたちに自然体験をさせてあげたい

児玉さんが携わっている山村留学について詳しく聞いてみました!
山村留学とは、小中学生が現在住んでいる地域とはちがう環境の地域に転居・転校し、学習する取り組みのこと。


芽室町ふるさと交流センター「やまなみ」で留学生の受け入れを行っています。

 

高山

山村留学を利用する生徒は主にどんな方がいらっしゃるのですか?

高山

田舎で生活してみたい子や都会の生活が息苦しいと感じていた子など、理由は様々です。 子どもだけが留学する場合と親子で賃貸住宅へ入居する「親子入学」の2種類があります。

宿舎の横にはビニールハウスがあり、自分たちで野菜を育てる体験もできます。

 

高山

家庭の事情に合わせて選べるのがいいですね。 山村留学に児玉さんが関わることになった経緯を教えてください!

児玉さん

上美生地区が山村留学を受け入れているので、移住したタイミングで自然と関わることになりました。役員となり、かれこれ5年ほど携わらせていただいています!

高山

具体的にはどんな活動をされているのですか?

児玉さん

会計などの事務作業の他に薪割り体験やベーコン作りなど、子どもたちが喜びそうなことを考えて企画しています。

児玉さんと留学生の学生さんがベーコンを作る様子。
自分たちで何かを作るという経験は大人になっても大切な思い出になりそうです。

児玉さんと一緒に芽室町ふるさと交流センター「やまなみ」にお伺いさせていただきました。
案内してくれたのはセンター長の高橋 佳輔(たかはし けいすけ)さんと奥様の裕美さん。
長期休日以外は高橋さんが常駐しているのでセキュリティ面でも安心です。

多目的ルーム。
イベントや食堂の際に使われます。
みんなで集まって卓球をすることもあります。

生徒の部屋は個室になっているので、自分だけの時間を過ごせるもの嬉しいです。

トイレ、お風呂、洗濯機など生活に必要なものは全て揃っています。

 

高橋さん

1年限定の留学ですが、同じ年の子たちが集まって共同生活をするので、思いやりの気持ちなど様々なことが学べると思います。

高山

田舎に来て、自然と触れ合いながら生活する。 大人になっても忘れられない経験になりそうです。

手作りのキャンピングカーで色々な場所へ行きたい!

センターから児玉さんの自宅に移動しました。
からまつの木で作ったこだわりのお家がとても素敵です。

 

高山

児玉さんはお仕事がお休みの時は何をされていることが多いのですか?

児玉さん

モノ作りが好きなので、休みの日はDIYをしていることが多いです。実はこのキャンピングカーも自分で作ったんです。

 

児玉さん特製のキャンピングカー。

内装は全て木製で作っています。
木の心地よい香りに癒されます!

高山

すごい!キャンピングカーを自分で作っている方は初めて見ました。

児玉さん

木造船の製造を参考にして作りました。 仕事の休みを利用してコツコツ作ったので3年ほどかかりました。 モチベーションを保つのが大変でしたね。

高山

3年間コツコツと作り続ける根気がすごいです!

高山

児玉さんはこれからの目標や始めたいことってありますか?

児玉さん

特別に何か新しいことを始めたいというよりはこれからも“毎日の暮らし”を大切にして生きていきたいなと思っています。

児玉さん

それと、キャンピングカーでまだ行ったことにない場所へ行きたいです。 まずは北海道を周りたいなと思っています!

 

高山

北海道は広いのですべて制覇するだけでも大変そうですが、きれいな景色がたくさん見られるので楽しそうです。

高山

児玉さん、本日はありがとうございました。 これからも児玉さんの活躍を楽しみにしています!

 

毎日の暮らしを大切にすること、当たり前に来る日常に感謝して生きていくことは、簡単のようで難しいのかもしれません。
何か新しいものに目が行きがちだけど、今あるものに目を向けてかけがえのない日々を大切にしていきたいです。


芽室町ふるさと交流センター「やまなみ」

住所:芽室町上美生4-32-19
電話:0155-61-6161
サイト芽室町ふるさと交流センター「やまなみ」

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